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Vuforia Studio 無料試用版のちょっと困ったところ

Last updated at Posted at 2019-04-02

Vuforia Studio 無料試用版

PTC社のARコンテンツソリューションVuforia Studio には、体験版が用意されています。
https://studio.vuforia.com/ でアカウント登録すると、ARコンテンツの作成と配信ができるVuforia Studioを30日間、無料で利用できます。
お、これは面白そうと思って試しているのですが、少し踏み込んでIoTで機器をつないでデータを表示させようとして罠にかかりました。

Vuforia StudioとThingWorxの関係

Vuforia Studioは、次の3つで構成されています。

  • デスクトップOSにインストールするARコンテンツのオーサリングツール: Vuforia Studio
  • スマートフォンに配信するためのクラウドサービス:Experience Service
  • スマートフォンなどデバイスにインストールするARビューアーアプリ:Vuforia View

このうちExperience Serviceに同じPTC社のIoTプラットフォームである ThingWorx foundationを接続することで、機器のセンサーデータをARコンテンツにリアルタイムで表示できるのです。

Vuforia Studio 試用版に付属のThingWorx

開発者向けポータル developer.thingworx.comにRaspberry Piを使ってAR+IoTのデモを作成するシナリオがあったので、てっきり好きなようにThingWorxも操作できるものだと思い込んでました。
しかしながら、世の中そこまで甘くない。

ワナその1:記載されているURLが間違っている

開発者ポータルのシナリオに書かれている、ThingWorxにアクセスする際のURLが間違っていました(汗)
正しくは、以下の通り。
<Experience ServerのURL>/Thingworx
※ Webサイトには、:8443 がかかれていますが必要ありません
ちなみにURLが分からない場合は、インストールしたVuforia Studio(オーサリングツールのほう)の右上メニューから設定を選択。
image.png
ダイアログが開くので「デフォルトの Experience Service URL」をコピペすればOKです。
image.png

ワナその2:ThingWorxの編集権限が無い

試用版のVuforia StudioのためのExperience Serviceに接続されたThingWorx(ややこしい)には、閲覧権限しかありませんでした(涙)。
シナリオにあった Raspberry Piデモ用のThingや、ApplicationKeyはあらかじめ用意されていて、そのまま使うことしか許されていません。プロパティの追加すらできないという厳しさ。
image.png
ThingWorxのThingのリスト表示画面。Editボタンがむなしくグレイアウトしています。

補足: ThingWorxそのもの試用版とは別物

さらにややこしいのですが、同じ開発者ポータルにあるThingWorx Foundationの試用版には、編集権限があるのです。
こっちをつないでくださいよ〜、という心の声がボストン(PTCの本社)に届くことを願っています。

今回はここまで。またね。

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