qiitaへの向き合い方
qiita含めてエンジニア(個人)がなぜテックブログを投稿した方が良いと思うと、以下のような項目が思いつきました。
❌自己顕示欲「自分はこんな高尚なことを学んでいる」
❌承認欲求「多くの人に認められたい、注目されたい」
❌競争心「1番優秀なブロガーであることを示したい」
🔺転職活動「私はこういうことを学んでいる人間です」
⭕️理解度向上「学んだことを忘れたくない」
⭕️解像度向上「構造的に書くことで解像度が上がる」
⭕️表現力向上「第三者に伝える表現力を養う」
日々洪水のように流れる技術情報や、その土台となる知識を自分のものにするためには、やはり自分の文章で再構築してみるのが1番効果的のように思います。自分が持っている素材の知識でもう一度再構築できれば1番効果的。高校の時に習った物理の時も運動方程式という原理を押さえておけば、さまざまな問いに答えられるようになったように、社会人になっても「運動方程式(=土台)」を押さえておけばその後楽になります。
ただ、残念ながら機械学習界隈だと理論の種を理解すること自体が骨の折れる行為で、ブログで紹介するまでのハードルが高いのが実情です。ブログに紹介するということはある一定以上の理解度がないと「書けることがない」「誤った情報を共有する」ことになりかねないからです。
そういった背景から、「あえてブログに書くのは面倒っちい😇
」となるわけです。
書くハードルを下げたい!!!
ということで、冒頭の⭕️❌図が現れました。
目的を明確にすることで、余計なハードルが減ります。
❌自己顕示欲「自分はこんな高尚なことを学んでいる」
❌承認欲求「多くの人に認められたい、注目されたい」
❌競争心「1番優秀なブロガーであることを示したい」
🔺転職活動「私はこういうことを学んでいる人間です」
⭕️理解度向上「学んだことを忘れたくない」
⭕️解像度向上「構造的に書くことで解像度が上がる」
⭕️表現力向上「第三者に伝える表現力を養う」
「1000件以上のいいねを獲得したい」とか「難しいことを勉強していることを他人にアピールしたい」みたいな第三者からの見え方に依存した書き方をしていると、書くこと自体が尻込みしてしまうのです。
いっそのこと、「誰にもみられなくても良い」ような気持ちで自分のメモ帳としてあえてqiitaを使わせていただいている。読者は自分1人で大丈夫。という心持ちでかけば、一気にハードルが低くなりました。
やはり書くこと自体に価値があるからです。
ある論文を読んだ際に、
- その技術の位置付け、ジャンル
- ビジネス的なメリットデメリット
- 目的、方法、結果、今後の展望
- 自社もしくは自分の活動に活かせそうか
みたいな並列的な視点で見逃しなく考察ができるわけです。
あとは、「誰にもみられなくても良い」けれども「誰かにその技術に聞かれたときは最低限答えられるようになっているべき。流石にブログも書いたので」みたいな自分へのプレッシャーも生まれるのは良い効果。
書くハードルを下げる手段4つ
1. 100文字記事で良い
全てのブログで4000文字以上網羅している必要があるかというと、そうではないと思いました。別に「こんな論文を読みました」「こういう技術に活かせると思います」というゆるい1考察だけのtwitter的なスクラップ記事があっても良いように思います。
「読むだけ」<<「自分の言葉でブログに紹介する」
という図式が成り立つはずで、何も書かないよりは自分の言葉で書いておいた方が良いはずです。
2. テンプレートを使う
論文の場合、「背景/目的」「方法」「結果」「結論」「自分の所感」という項目をあらかじめNotionのテンプレートなどに登録しておき、要約ツールを使ったりして埋めておき、図表あとは自分のコメントを書くだけの状態にしておけば、ハードルはかなり下がります。
技術書籍の場合。これは最近自分で考えたのですが、オライリーなどの書籍の場合、全部読む必要はないです。自分が理解必要だと思った項目を書籍の目次から何個か引っ張ってきて、該当箇所だけ読む。自分にとって学びが大きい箇所だったならば、
「(書籍名)で得た知見」「(書籍名)で使えそうな知識」
などのタイトルで、「読む前に知りたかったこと」「書いてあったこと」「感想」の3項目ぐらいの記事を書くのが良いように思いました。
3. 毎週1記事を書くなど小さな目標を立てる
具体的で達成可能な目標を設定することで、モチベーションが少し上がります。qiitaではなくnoteですが、「毎週投稿」の連続達成数などが表示されるので、こういった可視化を日頃から見ておくのは手かもしれません。
4. リライトに時間をかけない
今までの経験上、誤字脱字や構成の練り直しはこだわり出すとキリがなく時間を消費するのであんまり好きではない作業でした。ここにこだわるというのは、かけた時間の割に完成度がそこまで高くならなかった経験があるので、一回書きたいがまま書き切り、細かいことは気にしないことも大切かなと思いました。それよりも継続的に続けることが1番大切かなと。
番外編
エンジニア個人としてブログを書く場合は縛りも何もなく自由に書くのが良いと思いますが、企業として書く場合や書籍を出すようなケースでは、もちろん体系的かつ構成も段違いに練った上でブログを書く必要があると思います。将来的にそういった活動も視野に入れる場合は、そういった方の記事を日頃からたくさん読んで勉強する必要がありそうですね。
(企業ブログ編)
⭕️事業紹介「私たちはこんな技術を持っています」
⭕️採用促進「私たちと一緒に働きませんか?」
(エンジニア兼作家編)
⭕️販売促進「こういう感じの本を書いているので良かったら買ってください」
以上!