技術ブログの目的
昨今、ChatGPTが登場して技術ブログの必要性は相対的に減りつつあります。もともと技術ブログを他人のために体系立てて書いてやろう、という他者奉仕の精神で書いていたわけではありませんが、技術ブログを書く目的をあらためて整理したいと思いました。
こんな画像もものの数秒で書いてくれるChatGPT。すごいですね。
個人の技術ブログについて、何のために書くのかという目的を言語化していく記事になります
- 技術ブログを何のために書くのかという目的によって、書き方は変わってきます
- 技術ブログは、「自分のため」に書くのが1番で、「他人のため」に書くのは余裕がある時でOKというスタンスでやっていきたいと思います(周りにも伝わる書き方にこだわりすぎると、アウトプットサイクルが鈍化するからです)
- 自分で一度学んだことを忘れないように要点を絞って書き出します
- 技術ブログにかける時間は少ければ少ないほどよく、時間をかけたからといってクオリティが上がるわけではありません
- したがって、なるべく多くの形のテンプレートを持っておいた方が、書き出すスピードもアウトプットの質が高まります
みんなどうやって技術ブログを書いているの?
まず、技術ブログのテンプレをリサーチしよう!というのが以下の流れとなります。
スクラップ部門
1テーマ1記事という「ショート」なブログスタイルを提案。書き手も読み手も読みやすい工夫という意味で大変納得しました。体系的に書いていこうと思うと、記事も長くなって結局何が言いたいのかわからなくなりがちですが、「短くて良い」という価値観を知りました。
テンプレート管理部門
以下の3つのジャンルについて、それぞれブログのテンプレートを用意してくれています。「自分の知識の定着」という目的のために技術ブログを書くにあたって、「トライ系」と「紹介系」は良いテンプレートであり、参考になりました。
トライ系
「〜やってみた。」「〜をする方法。」などです。おそらく、技術ブログと聞いて一番に思い浮かべるタイプではないでしょうか?
紹介系
「〜とは。」「〜は何のためにあるのか。」などです。自分が勉強したことのアウトプットとして書いている人が多いです。
レポート系
「〜へ参加した。」「〜で思ったこと。」などです。こちらも、カンファレンスなどで知ったことや体験したことの備忘録として記事を書いている人が多いです。
OpenAI活用編
この記事では、音声認識のAIなどを用いてアウトプットの効率化を図る取り組みなどが紹介されていました。
最近では、Napkin.aiなどを用いた図表作成AIも登場しており、これらも技術ブログの補助としてはとても良いと思います。図は、文章よりも情報伝達量が多いのと、知識をよく整理していないと上手な図表がそもそも書けないという点で、良い図を書けるというのは高い理解度を表していると思います。
ここでOpenAIの話題になったので、記事をAIに書いてもらうのも良いのではないかと思うかもしれませんが・・・
テックブログをChatGPTに書かせたのでは、何の学びにもなりません。補助として活用するにしても、やはり自分でタイピングすることに意味があります。
- ChatGPTを用いたテックブログ作成は、注意が必要だと思っています
- 第三者からすれば、「よくまとまっている記事だなぁ」と見えますが、果たして自分の血肉となっているかと言われれば悩ましいと思われます。Googleが登場した時も、「ググった内容を忘れる」現象が生じたのと同じです
- 自分の学びではなく「PVを伸ばすため」など作業としての技術ブログであれば、どんどんChatGPTを活用すべきだと思います
- また、分からないことを聞くために活用するのはもちろんOKですが、回答が合っているのかのダブルチェックは必要です
企業ブログ編
企業のテックブログは、エンジニア採用時にとても見られるコンテンツだと思います。書く側からすれば面倒極まりない作業ですが、書く側にもメリットを持たせる制度設計ができていれば、意外とすんなりアウトプットが定着するのでは・・・と思った記事でした。企業ブログをやるのであれば、目的の周知とテーマの選定、レビュー体制など1人でアクションを起こさずなるべく周りを巻き込んで進めていくのが継続の秘訣だと感じました。
自分流のテックブログの書き方
- 1テーマ1記事
- 1記事に書ける時間は30分(or60分)
- ⭕️「自分の知識定着のために書く」❌「他人に説明するために書く」
- 文章の校正、加筆修正はやるとしても1回まで
- 記事のテンプレートを積極的に活用する(文章構成に時間をかけない)
- 図表の作成などAIの力はなるべく借りる(シーケンス図やフローチャートに時間をかけない)
以上、おしまい!