ある環境の構築の際にpokyという単語が登場し、その理解が今一つだったため情報をまとめ理解を促すことにする。
Pokyとは
You will use Yocto Project to build a reference embedded OS called Poky.
リファレンス組み込みOSというものに該当するようです。
Yocto Project が提供する poky では、ターゲットマシンで動作するイメージと呼ばれるファイル群を構築するツール bitbake が提供されています。
bitbake は、レシピと呼ばれるソフトウェアを構築する際に必要なデータが記載されたファイルを指定して実行します。レシピ及び、構築を行うディストリビューションやマシンの設定ファイルは、レイヤーとしてまとめられて配布されています。
Poky では、OpenEmbedded Project で開発されて、今は共同で開発・保守を行っている openembedded-corre と呼ばれる基本的なソフトウェアを収集したレイヤーと、Yocto Project で提供する参照(実装例として提供)レイヤーとして、pokyディストリビューションを定義する meta-poky と BSP の実装サンプルとして meta-yocto-bsp の 3 つのレイヤーを提供しています。
図解するとこんな感じ?
bitbakeで実行役でレイヤー(meta-pokyなど)を参考にしながらソフトウェアの構築を行う。