1.02.2 基本的なファイル管理の実行
lsコマンド
ディレクトリーの内容を表示します。
オプション
-a . (ドット) で始まるエントリーを含め、 ディレクトリー内のすべてのエントリーをリストします。 (ドット) で現行作業行を指定します。
-R すべてのサブディレクトリーを再帰的にリストします。
-1 強制的に 1 行あたり 1 エントリーの出力フォーマットにします。 出力フォーマットが端末装置に転送されない場合は、このフラグがデフォルトの設定です。
1.03.4 正規表現を使用したテキストファイルの検索
grepコマンド
Pattern パラメーターで指定されたパターンを検索し、一致する各行を標準出力に書き出します。パターンは、ed コマンドまたは egrep コマンドのスタイルの正規表現に限定されます。 grep コマンドは、コンパクトな決定論的でないアルゴリズムを使います。
grepコマンドで利用できる主な正規表現は以下です。
^ … 行頭に一致
$ … 行末に一致
. … 任意の1文字に一致
-
… 直前の文字・パターンの0回以上に一致
1.03.2 フィルタを使ったテキストストリームの処理
「sort」は、テキストファイルを“行単位で並べ替える”コマンドです。他のコマンドの実行結果を並べ替える場合にも使用できます。また、空白やカンマ区切りのデータに対し、並べ替えに使用するフィールドを指定することも可能です。
オプション
-R --random-sort キーのランダムハッシュ順に並べ替える
1.02.4 ファイルの配置と検索
/bin 一般ユーザ向け、特にシングルユーザモードで必要なコマンドの配置ディレクトリ
/sbin 主にシステム管理者が扱うコマンドの配置ディレクトリ
/tmp 一時ファイルの配置ディレクトリ
/usr アプリケーションのライブラリや実行ファイルが配置されるディレクトリ
/var 変更が発生するシステムのログやスプールの配置ディレクトリ
/rootはrootユーザのホームディレクトリ
システムのルートディレクトリは「/」
1.01.3 ブートプロセスとsystemd
poweroff.target …システムを停止します
rescue.target …レスキューモード(シングルユーザモード相当)にシステムを切り替えます。
multi-user.target …非グラフィカルなインタフェースで複数ユーザがシステムを利用できる状態に切り替えます
graphical.target …グラフィカルなインタフェースで複数ユーザがシステムを利用できる状態に切り替えます
reboot.target …システムを再起動します
isolateサブコマンドを実行すると、現在のターゲットを変更します。
get-defaultサブコマンドは、OS起動時のターゲット(デフォルトターゲット)を確認するための
コマンド
defaultサブコマンドは、現在のターゲットをデフォルトターゲットに切り替えるために利用
set-defaultサブコマンドは、OS起動時のsystemdのターゲットを変更するコマンド