1.01.5 デスクトップ環境の利用
X Serverの色深度(色数)を表示するコマンド
xdpyinfo
X serverについての情報を表示するコマンド
色深度(色数)は「depth of root window」という項目で確認
xwininfo
クリックした特定のウインドウの情報を表示することや、「-root」オプションの指定によりルートウインドウの情報を表示
1.05.3 ファイルシステムの作成と管理、マウント
/etc/fstabファイルは、どのデバイスにどのディレクトリをマウントするのかなど、ファイルシステムの情報を記述するファイル
OSを起動した際、/etc/fstabファイルの記述に従ってファイルシステムが指定したマウントポイントに自動的にマウント
第1フィールド:
マウントされるパーティションやデバイス名を記述します。
第2フィールド:
マウントされるマウントポイントを記述します。
第3フィールド:
マウントされるパーティションやデバイスのファイルシステムのタイプを記述します。
第4フィールド:
マウントオプションを記述します。マウントオプションには、読み書き可能モードでマウントを行う「rw」や、mount -a コマンドの実行時にマウントを行う「auto」などがあります。オプションを複数指定する場合は、「,(カンマ)」区切りで指定します。なお、defaultsが指定された場合は、「async、auto、dev、exec、nouser、rw、suid」が有効となります。
第5フィールド:
ファイルシステムをダンプするか否かを指定します。「1」ならファイルシステムをダンプし、「0」ならダンプしません。
第6フィールド:
システム起動時にfsckチェックを行う順番を指定します。ルートファイルシステムをチェックする場合は、「1」を指定します。その他のファイルシステムをチェックする場合は「2」を指定します。「0」または指定しない場合は、ファイルシステムチェックが行われません。
1.01.3 ブートプロセスとsystemd
shutdown オプション
-k 管理者が、システムをシャットダウン せずに シャットダウン 警告メッセージをブロードキャストできるようにします。
-r reboot コマンドでシャットダウンした後、システムを再始動します。
1.05.2 ハードディスクのレイアウトとパーティション
Linuxのディスクパーティションの役割一覧
/boot システムを起動するために必要なカーネルやinitrdなどの静的なファイルが配置される
/ ファイルシステム階層の第一階層で、その他の下位の階層(/usrや/optなど)がマウントされる
/var ログやスプール(メールやプリンタの一時ファイル)や動的ファイル等の格納用
/tmp 一時ファイル用
/opt サードパーティのソフトウェア用
swap メモリのスワップ用
1.01.2 仮想マシン・コンテナの概念と利用
「oss-vm」という仮想マシンの現在のCPUを確認する際に実行するコマンド
virsh dominfo oss-vm
サブコマンドに「dominfo」を指定した場合、ドメインに関する基本情報を返します。
1.01.1 Linuxのインストール、起動、接続、切断と停止
サーバの公開鍵が登録されるファイル
~/.ssh/known_hosts
SSHでは、ユーザー認証の前にクライアントがサーバの正当性を確認する「ホスト認証」が行われます。
ホスト認証では、SSHで接続した際に、サーバ固有の公開鍵がサーバからクライアントに送られます。そして、クライアント側で保存されているサーバの公開鍵と比較して一致するかどうかを確認します。
もし、何者かが接続先ホストになりすました場合、偽サーバのホスト認証鍵は本物サーバのホスト認証鍵とは異なるため警告が表示されます。
このように、ホスト認証は偽ホストに接続してしまうのを防止します。
ただし、初回接続時は接続先サーバの公開鍵を持っていないため、問題文のような接続先ホストが登録されていない旨のメッセージが表示されます。
ここで「yes」と入力した場合、サーバの公開鍵が「~/.ssh/known_hosts」ファイルに保存されます。
よって、正解は「2. ~/.ssh/known_hosts」となります。
1.01.4 プロセスの生成、監視、終了
1.05.2 ハードディスクのレイアウトとパーティション
1.03.1 コマンドラインの操作
history コマンド
bashシェルの組み込みコマンドです。bashセッションを開始すると、最初にHISTFILE変数が示すファイル(デフォルトは「~/.bash_history」)の内容で履歴リストを初期化します。その後、ユーザがコマンドを実行すると、そのコマンド入力の内容が履歴リストに追加されていきます。
history -d <行番号>
現在のbashセッションの履歴リストから、対応する<行番号>の履歴を削除します。
history -c
現在のbashセッションの履歴リストから、すべての履歴を削除します。「-w FILE_NAME」オプションと併用すると、指定した履歴ファイルの内容をすべて削除します。
history -r FILE_NAME
現在のbashセッションの履歴リストに直近の履歴として、「FILE_NAME」ファイルの内容が追加されます。
history -w FILE_NAME
現在のbashセッションの履歴リストの内容が、「FILE_NAME」ファイルに上書き保存されます。
1.04.4 RPMパッケージ管理
rpmコマンド
RPMパッケージを操作するコマンド
インストール、削除、アップデートといった一通りの動作を実行できる
-q オプション
パッケージの詳細を表示する
さらにオプションを繋げることで以下の機能を得られる
-a (--all) インストール済みのすべてのパッケージを表示する
-f ファイル名 指定したファイル名を含むパッケージ名を表示する
-p パッケージファイル名 対象としてパッケージファイルを指定する
-c (--configfiles) 設定ファイルのみを表示する
-d (--docfiles) ドキュメントのみを表示する
-i (--info) インストール済みパッケージ情報を表示する
-l (--list) 指定したパッケージに含まれるファイルを表示する
-R (--requires) 指定したパッケージが依存しているファイル等を表示する
--changelog 変更履歴を表示する
rpm -ql -pで
-l の指定したパッケージに含まれるファイルを表示する
-p の対象としてパッケージファイルを指定する
が行われる
なお誤った答えの結果については以下になる
rpm -qf mylpic-1-1.noarch.rpm
-f ファイル名 指定したファイル名を含むパッケージ名を表示する
このコマンドを実行すると、「mylpic.rpm」という名称のファイルを内容物として含むパッケージを表示します。
rpm -qa mylpic-1-1.noarch.rpm
-a (--all) インストール済みのすべてのパッケージを表示する
rpm -qa の後に文字列を指定すると、「-a」オプションは効かず、「rpm -q 《文字列》」として実行した場合の動作となります。
また、《文字列》には、RPMパッケージ名が指定でき、RPMファイル名は指定できません。
そのため、このコマンドを実行すると、たとえ「mylpic-1-1.noarch」がインストールされている状態であっても、「mylpic-1-1.noarch.rpm」という名称ではインストールされていないため、検索結果には何も表示されません。