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Windows WSL(Subsystem for Linux)で使い捨てのUbuntuをポコポコ作る

Last updated at Posted at 2021-08-18

WSLでUbuntuなどを立ち上げてサーバの開発するのほんと便利です。Ubuntuにコードを置きながらWindowsのVisual Studio Codeでコードを編集しコマンドの実行はTerminalから行えて、ローカルに立てた鯖にはWindowsのChromeで確認できる。

でもこれだとMacでいいじゃんって事になるのだけど、WSLはLinuxのインスタンスをいくつでも立ち上げられるのだ。プロジェクトごとにUbuntuを立ち上げてそれ用の環境を構築して作業ができる。素敵じゃない。その方法を簡単に書きます。

WSL2でUbuntu-20.04がインストールされた状態から始めます。ユーザー名は ubuntu です。ターミナルはWindows Terminalを使います。WSL2を有効にする方法などはぐぐってください。

まずはUbuntuがインストールされているか確認。

PS C:\Users\akira> wsl -l -v
  NAME            STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04    Stopped         2
PS C:\Users\akira>

Ubuntu-20.04が入ってます。

Ubuntu-20.04のイメージを保存して、そのイメージを使って新しくUbuntuをインストールするという流れになるので、その作業場所としてWindows側のユーザーディレクトリの下に wsl ディレクトリを作って移動します。

PS C:\Users\akira> mkdir c:\Users\akira\wsl

    ディレクトリ: C:\Users\akira

Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
d-----        2021/08/18     10:23                wsl

PS C:\Users\akira> cd c:\Users\akira\wsl
PS C:\Users\akira\wsl>

既にインストールされているUbuntuからイメージファイルを作ります。

PS C:\Users\akira\wsl> wsl --export Ubuntu-20.04 Ubuntu-20.04.tar
PS C:\Users\akira\wsl> ls

    ディレクトリ: C:\Users\akira\wsl

Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----        2021/08/18     10:31     1082163200 Ubuntu-20.04.tar

Ubuntu-20.04.tar が作成されました。 Ubuntu-20.04.tar から Project1 という名前の新しいインスタンスを作ります。

wsl --import <インスタンス名> <インストール先のパス> <イメージファイルパス> となります。

PS C:\Users\akira\wsl> wsl --import Project1 Project1 Ubuntu-20.04.tar

C:\Users\akira\wsl\Project1 にインストールされました。wslで確認してみます。

PS C:\Users\akira\wsl> wsl -l -v
  NAME            STATE           VERSION
* Ubuntu-20.04    Stopped         2
  Project1        Stopped         2

Project1 ができてますね。最後にWindows Terminalの設定を少しします。設定画面を開きます。

2021-08-18_10h36_07.jpg

Project1 を開き、コマンドラインには起動ユーザーの -u ubuntu を追加し、ディレクトリの開始にはユーザーホームの //wsl$/Project1/home/ubuntu に変更します。 (この設定は効かなくなったようです)

2021-08-18_10h51_10.jpg

削除するコマンド

PS C:\Users\akira\wsl> wsl --unregister Project1

おしまい。

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