●1. はじめに
AnsibleにWeb GUIツール等を付加する「Ansible Tower」を構築するには、
大きく分けて以下の3つの方法があります。
- 普通に自前のLinuxにインストールして構築
- VagrantでLinuxごと構築
- AWSのAMIを利用して構築
今回は比較的手軽な「2. VagrantでLinuxごと構築」をやってみたいと思います。
- 環境
- Windows 10
- VirtualBox 5.1.6
- Vagrant 1.8.5
●2. Vangrant側操作
vagrant init ansible/tower
vagrant up --provider virtualbox
3 WAYS TO TRY TOWER FREEを参考にしました。
ネットワーク環境にもよりますが、完了まで数分間かかります。
●3. 仮想OS側操作
前項のVagrant側操作で Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
というログがでたあたりから、VirutalBoxの管理画面で、
のように新しい仮想マシンができているのが確認できるので
表示
でコンソールを開きます。
ログインプロンプトになっていたら、ユーザ名、パスワードともに「vagrant」でログインします。
仮想マシンはREHL7の64bit環境です。
●4. Ansible Towerへのログイン
前項のOSログイン時に表示されたURL(https://~)、Username、Password
でログインします。
※私の環境固有かもしれませんが、URLのIPアドレス部分は仮想マシンに実際は割り当たっていなかったので、「ip addr show」で表示されたホストオンリーアダプタ側のアドレスに読み替えました。
ログインすると、ライセンス(トライアル版あり)取得と、ライセンスファイル設定の
手順が表示されるので、それぞれ対応してSUBMIT
ボタンをクリックします。
なお、同梱されているAnsbileのバージョンは2.1.1でした。(2016/09/22現在)
[vagrant@localhost ~]$ ansible --version
ansible 2.1.1.0
config file = /etc/ansible/ansible.cfg
configured module search path = Default w/o overrides
このように、お試しであればVagrantで構築するのもよいのではないでしょうか。
以上です。