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Dockerでbitbucket-serverを上げてみる

Last updated at Posted at 2015-10-15

やること

さっそく(今度こそ)手軽なDockerの環境が出来たので、勉強がてらに何か入れてみます。
今回は、Stashから変わったばかりの、bitbucket-serverを上げてみることにしました。

イメージの取得

Docker Hubにはatlassian公式のものも含め、Atlassian製品がいくつか上がっています。
今回の利用はこちらから。

% docker pull atlassian/bitbucket-server # しばらく待つ

# 持って来れました!
% docker images
REPOSITORY                   TAG                 IMAGE ID            CREATED             VIRTUAL SIZE
atlassian/bitbucket-server   latest              e1065872791c        6 days ago          763.5 MB
hello-world                  latest              8889088cb38d        9 weeks ago         960 B

コンテナ内とDokerホスト内のディレクトリを共有

イメージが取得できたので、ドキュメントに従って、dockerコンテナの操作を行います。

この操作は行わなくてもいいのですが、コンテナやイメージ削除の際にせっかくコミットしたリポジトリのデータも消えてしまうと残念です。

ということで、docker コンテナ内でBitbucket Serverのデータが書き出されるディレクトリを、Dockerホスト側のディレクトリにマウントさせて、データの保全を計るため、このおまじないをかけます。

# Dockerホストにマウント & パーミッション変更
% docker run -u root -v /data/bitbucket:/var/atlassian/application-data/bitbucket atlassian/bitbucket-server chown -R daemon  /var/atlassian/application-data/bitbucket

Dockerホスト側は?

この時点で、Dockerホスト(boot2docker) 側の /data/bitbucket フォルダが出来ています。
Dockerのコンテナが止まったり、コンテナ&イメージが削除されてしまっても、boot2docker側のフォルダにデータが残ることになります:)

% docker stop ...Bitbucket ServerコンテナのID....
% docke-machine ssh default # Dockerホスト内にssh

# ここからはDockerホスト内部(boot2docker)

docker@default:/data/bitbucket$ ls -F
analytics-logs/ bin/            caches/         export/         lib/            log/            plugins/        shared/         tmp/

Bitcuekct Server起動します!

データの欠損はひとまず心配しなくてよさそうなので、早速起動してみます。
必要なものは入っている状態なので、ドキュメントに従って、起動させます。

# Macのターミナル上から
# Daemonモードでプロセス起動
% docker run -v /data/bitbucket:/var/atlassian/application-data/bitbucket --name="bitbucket" -d -p 7990:7990 -p 7999:7999 atlassian/bitbucket-server
adaa96da2820d55e2d473c4ed72e00d7c1c2111dd4da07e87caa65dc8d1b058c

% docker ps
CONTAINER ID        IMAGE                        COMMAND                  CREATED             STATUS              PORTS                                            NAMES
adaa96da2820        atlassian/bitbucket-server   "./bin/start-bitbucke"   5 minutes ago       Up 5 minutes        0.0.0.0:7990->7990/tcp, 0.0.0.0:7999->7999/tcp   bitbucket

docker psで確認してみると、ひっそりと起動しているようです。

Webから接続してみます!

Dockerコンテナ内 7990 で起動 -> Dockerホスト側の7990 にポートフォワードされていますが、わたしの環境はDocker Toolboxを使っていますので、Macからアクセスするには、そのまま http://localhost:7990/ ではNG。

Virtualboxのポートフォワードでもいいのですが、Dockerホストのポートが解放されていれば、DockerホストのIPを頼りに接続でokです。

% docker-machine ip default
192.168.99.100

では、このipでMac上のブラウザから見てみます。

bitbucket-server-on-docker.jpg

Kitematicからも、Bitbucket Serverのコンテナの状況が確認できました。

設定 & ログイン!

めでたく起動しましたので、評価用ライセンスキーを取得して、アプリケーションを有効化します。
設定完了後には、初期アカウントで再ログインになります。

ログイン直後は、以下のような画面に...。(おひとりさま利用なのが申し訳ないです)

after-login.png

プロジェクトとリポジトリを作成

Bitbucket-Serverの場合は、Stashと同じく、まずはプロジェクトを作成します。(チームのワークスペースみたいなものです)
リポジトリは、このプロジェクトの下に紐づきます。

create-project.jpg

プロジェクト作成後に、リポジトリを作成します。

create-repository.jpg

コマンドラインからアクセス!

では、リポジトリが出来ましたので、早速 git clone します。ここでは、簡単にhttpでcloneします。

% git clone http://自分のアカウント@192.168.99.100:7990/scm/akp/angular.git
Cloning into 'angular'...
warning: You appear to have cloned an empty repository.
Checking connectivity... done.

% cd angular/
% ls
% git remote -v
origin  http://自分のアカウント@192.168.99.100:7990/scm/akp/angular.git (fetch)
origin  http://自分のアカウント@192.168.99.100:7990/scm/akp/angular.git (push)

README を加えて、masterにpush してみます。
SourceTreeで確認しました :)

browse-sourcetree.png

おひとりさまコードレビュー

画面上から、おひとりさまですがコードレビューの確認をしてみます。
インラインでのコメントも大丈夫!

code-review.png

と言うかんじで、あっさり確認ができました!

感想など

Docker ToolBoxのおかげで、楽に環境を作ることが出来まして、大助かり!
評価版ライセンスは必要ですが、これなら動作確認しやすいですね。

特にプラグイン周りの確認は、格段にしやすいと思います。

また、Bitbucket Serverのプロセスがデーモンで起動し続けてくれているので、Dockerホストが停止しない&コンテナが起動しているままなら、PCをサスペンドさせて、翌朝再度アクセスしても、ちゃんと続けて利用できました。

次に機会があれば、データの移行を行ってみたいと思います。

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