#概要
以下のように1つのソリューション内にCommon, Food, Sportsと複数のプロジェクトがある。
Commonにあるクラスや関数をFoodやSportsから使いたいというときのやり方を紹介する。
- 目的
- VisualStudioの使い方を知る
- 本記事のゴール
- 同ソリューション内の別プロジェクトを参照できるようになる
- 対象者
- VisualStudio初心者
- 環境・バージョン
- VisualStudio2017
#手順
1.参照の追加
SportsプロジェクトからCommonにあるクラスや関数を使いたい場合、
Sportsプロジェクトの[参照]を右クリックして[参照の追加]をクリックする。
参照マネージャーの左のメニューから[プロジェクト]-[ソリューション]を選択し、Commonにチェックを入れ[OK]ボタンを押す。
[参照]の中にCommonが追加される。
2.ソースの書き方
例えばCommonプロジェクトに自己紹介文を作成するCreateIntroductionという関数があり、それをSportsプロジェクトから使いたい場合。
namespace Common
{
public class Class1
{
/// <summary>
/// 自己紹介文を作成します。
/// </summary>
/// <param name="strFavorite">好きなもの</param>
/// <returns>自己紹介文</returns>
public static string CreateIntroduction(string strFavorite)
{
string strIntroduction = "私の好きなものは{0}です。";
return string.Format(strIntroduction, strFavorite);
}
}
}
Sportsプロジェクトは、フォーム[Form1]の上にラベル[label1]を置いている状態。
Sportプロジェクトでは、Common.Class1.CreateIntroduction("野球")
こんな感じで使用できる。
※CreateIntroduction関数がstaticなのでこう書ける。staticでない場合はまた別。(後ほど別記事で説明予定)
namespace Sports
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
// Commonプロジェクトの関数を使えるようになった
this.label1.Text = Common.Class1.CreateIntroduction("野球");
}
}
}
Usingディレクティブを使ってもよい。
// Usingディレクティブを使った場合
using Common;
namespace Sports
{
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
// 「Common.」は書かなくてもCommonの中のClass1なんだと分かってくれる
this.label1.Text = Class1.CreateIntroduction("野球");
}
}
}