RESAS
RESASとは
産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と>内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。
自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに>広く利用されています。お役に立つご参考情報もこちらに掲載しております。
掲載データ
めちゃくちゃたくさんのデータを提供しています。
人工や産業ごとの売上もありますね。
Goal
各地域の人口構成を表示してみたいと思います。
データを取得する
まずはデータの取得です。会員登録が必要になるので、サクッとすませてください。
するとマイページから API-KEY
が取得できます。あとで使います。
データを取得をクリック
WEBをクリック
ここでいったんAPI仕様を確認する
API KEY を入力
確認した仕様をもとに入力していきます。
API-KEY
はマイページで取得できます。
まずは都道府県名のデータを取得してみます。
取得
PowerQueryの画面が開き、 prefecture
テーブルが増えているのが確認できますね。
同じ要領で市区町村データもGETします。
あとの手順で使います。
人口構成データを入手
APIで必要なパラメーターを確認
都道府県コードと市区町村コードが必須項目。
Sampleを参考に
新しいQueryを作成
これを読み込むと、埼玉県皆野町の人口構成がAPI経由で読み込まれます。
都道府県コードと市区町村コードを変数にして、カスタム関数を作成
だんだんややこしくなっていきます。
いまは都道府県コードと市区町村コードを指定してAPIを読み込んでいますが、やりたいことは全国の人口構成をGETすること。すべての市区町村コードを打ち込むわけにはいかないので、いま作成したQueryに変数を使用してカスタム関数にしていきます。
Queryの詳細エディターをクリックします。するとこんな画面になると思います。
これをこう書き換えます。
変数を宣言し、都道府県コードと市区町村コードの部分を変数にしています。
この画面を完了するとカスタム関数の完成です。
カスタム関数の呼び出し
事前に用意していた、市区町村コードのテーブルに、今回の変数で使用する都道府県コードと市区町村コードが入っているので、このテーブルを複製し、カスタム関数に各行の都道府県コードと市区町村コードを使用してAPIを叩き、市区町村ごとに人口を取得します。
OKをすれば出来上がり。
都道府県、市区町村ごとに、1980年から5年刻みで2045年までの人口が入手できました。
boundaryYear
というのが、実測と推定の区切り年だということです。2015年ですね。
そしてReport作成。
ん? 神奈川の総人口が1位?
人口って東京が多いんじゃなかったっけ。
ドメイン知識が必要ですね。
データの中身を確認します。
どこかで重複があるはず。
APIの仕様や、集計に使用しているデータを確認します。
犯人は市区町村テーブルの、 bigCityFlag
というやつでした。
- 政令指定都市の区
- 政令指定都市の市
- 東京都23区
つまり、神奈川では、横浜市の人口と、横浜各区の人口が重複してカウントされていることがわかります。
ということで、今回はちゃちゃっとフィルターで2番のフラグを外してしまいます。
これで正しい数字になるはず。
うん、1位東京、2位神奈川になりました。
2021.12.20 追記
WEBなどからデータを取得してきた場合はその出典を書きましょう。
データ作成者を尊重する意味でも、レポートを見るユーザー側で考えても親切ですね。
↓のレポートが参考になります。
@yugoes1021 さん、ありがとうございます!