はじめに
M365を管理している情シスへ捧げます。
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情シスしかさわれないデータソース
Power BIがさわれれば、組織の状況を簡単に可視化してユーザーや経営層に伝えることができる。
さらに情シスには、情シスしかさわれないデータソースがあるんです。
- Entra ID関係
- Log Analytics、Sentinelなどのセキュリティ関係
こちらを可視化すれば、組織内での情シスとしての価値もあがるはず。
Entra IDを可視化
Entra IDの診断設定からLog Analyticsにデータを吐き出し、それを可視化する。認証に失敗した人の数や、日々のサインイン数、危険なユーザー数、など様々な分析が可能。
診断設定
Log AnalyticsやSentinelからは、クエリを書いたらそれをMクエリやデータセット(現在はセマンティックモデル)にエクスポートが可能。
Logic Apps からSharaPointリストに出力
Logic Appsを利用してGraph API経由で取得した、例えばEntra IDにしばらくログインしていないゲストユーザーをSharaPointリストに出力しておく。
何人いるのか、どのドメインに多いのか、ログインしていない期間はどのくらいかなど、可視化したいと思った場合でも、Power BIで簡単ですよね。
Intune も簡単可視化
デバイスの準拠状況をチームで共有したいよね。でもIntune管理者を渡すのは怖い。
それ、Power BIで解決しましょう。
Intuneも、データウェアハウス機能が提供されており、テナントのデバイス状況をPower BIで簡単に可視化できる。
Email関連も簡単可視化
上司 「危険なメールってどのくらいきてるのかなー?」
2秒後
私 「こちらですっ!」
Email関連のログもSentinelにためておけば、サクッと提出。高い評価とIT予算をゲット!
終わりに
情シスに異動して、さわっていてよかったなと思ったものが、
- Logic Apps
と
- Power BI
でした。
ログだけ見せても誰も理解できないけど、可視化して見せればみんなが理解できる。次のアクションが決まる。データ加工に最初は時間がかかるけど、慣れればサクサクっとデータができるはず😁Power BIやExcelをうまく使って、組織の状態を周囲に伝えてみましょう。
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