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チームで仕事をすると、リーダーが必ずいます。経験や実力のある人が担うことが多いように思います。今回は、いろんな書籍や記事などをもとにして、どんなリーダーが理想的か考えてみました。

リーダーについて思うこと

①【前提】チームはリーダーで決まる

リーダーって、チーム内のミーティングで発言回数が一番多く、影響力が大きい存在です。だからこそ、チームメンバーに良くも悪くも影響を与えるものです。例えば、リーダーのコミュニケーションの取り方は、メンバーの相談しやすさを左右します。

また、スケジュール管理/進捗管理もリーダーが行うので、タスクの品質やスピード感もリーダーの個性や能力が反映されます。例えば、どんな観点でどれだけ細かくチェックするのかはリーダーの考え方で変わります。結果として、(要件は最低限守れたとして)成果物の品質が高いか、低いかの分岐点になるような気がします。

故に、チームはリーダーで決まることが多いように思います。

②【変化】社会人になって気づいたこと

社会人になって気づいたことがあります。「リーダー選びってこんなに大事なんだ!」ってことです。学生時代、リーダー選びといえば、生徒会長の選挙、学級委員長選び、部活のキャプテン選びがあげられます。学校行事ですることは毎年ほぼ決まっていていて、リーダーの手腕が問われた場面は少なかったようにみえました。だから、「人選び」に大きな意味を見いだせなかったのが正直なところでした。

ですが、社会人になって、4~5人のチームでリーダーの下で働いてみると、考えがまったく変わりました。人が違うと、スピード感、話しかけやすさ、タスクの進み具合が全然違います。リーダーが変わることの威力を知りました。

部署によって文化が少しずつ違うのは、リーダーが個性が反映されているからでしょう。技術的な能力もありますが、人柄というか人望もリーダーの大きな要素です。上に立つ人は、メンバーからかなり見られています。言語化できずとも、人柄を感じ取ってしまいます。メンバーの配置など仕事のしやすさの下地にも、リーダーの影響下にあるので、チームの成功はリーダーが担っていると考えても、はずれではないと思います。

③【整理】図でみるリーダーとメンバーの違い

リーダーは基本的にマルチタスクです。レビューをしたり、報告・連絡・相談をしたり受けたり、スケジュール管理/進捗管理もします。細かい作業はあげようとすると、きりがないので本投稿では扱いません。でも、リーダーとメンバーで、タスクが全く異なるので、図で少し解説してみます

①タスクの数や大きさ、処理のキャパシティーが異なる

スライド1.JPG

四角がキャパシティーの大きさです。丸がタスクで、大きさがかかる時間の量を表しています。メンバーはメインタスクと補助タスクで、キャパシティーが一杯になってしまいます。一方、リーダーはそもそものキャパシティーが大きいです。タスクを見ると、メインの大きなタスクもありつつ、細かいタスクの数がとても多いですね。

②見えている範囲が異なる

スライド2.JPG

見えている範囲のイメージ図です。薄い青が見えている範囲を表します。メンバーは2二元で、見える範囲も狭いです。一方、リーダーは三次元的な見方をして、範囲も広いですね。

③関わる人の範囲が異なる

スライド3.JPG

メンバーは自チームのリーダーや他メンバーとかかわることが多いです。一方、リーダーは上司、営業、他チームのリーダー、自チームのメンバーとかかわる人が一気に増えます。調整ごとが多い証ですね。

④会議の出席数、種類が異なる

スライド4.JPG

かかわる人によって、会議の種類、出席数も変わります。メンバーは定例進捗会が主な会議です。一方、リーダーはかかわる人の数だけ、会議に出席します。かなりマルチタスクですね。

⑤情報量が異なる

スライド5.JPG

当然、見るべき情報量も変わります。メンバーとリーダーを比較すると、リーダーが受け取る情報量の方が圧倒的に多いです。取捨選択して、効率的にタスクを消化する必要がありそうですね。

理想のリーダー像

では、上記のことを踏まえて、ようやく本題に入ります。理想のリーダー像を6つの要素に分解してみました。

①【姿勢】全員に誠実な対応をすること

まず、1つ目は、「全員に誠実な対応すること」です。言い換えると、人によって態度を変えないことです。「目上の人には媚び、目下の人は卑下すること」や「特定の人を優遇したりすること」のような姿勢は理想の姿ではないです。

もちろん、人によって相性がいい人、そうではない人がいるものです。ですが、全員に誠実な対応をすることが理想です。だから、相性の違いを埋めようとする努力が必要なのだと思います。その努力をもう少し具体的に書くと、
 ・伝え方に一定の配慮があること
 ・自分の悪い感情を相手に伝えないこと
 ・いい意味で楽観的であること
です。
このような姿勢があって、穏やかでいられると、お互いに気持ちよく仕事できる土台が作っていける気がします。声や言い方、視線、表情には感情の情報量も多いです。だから、「穏やか」と感じ取れる要素はたくさんあります。(穏やかの逆もしかりですが、、)

メンバーの立場からすると、普段穏やかな人には、相談しやすいです。話しかけるカロリーが少ないからです。

この「話しかけやすさ」はチームの雰囲気をつくっていく重要な要素に思えます。リーダーが他のメンバーとどんなコミュニケーションをとっているか、メンバーはかなりみてます。他のメンバーが怒られているのを見たり、聞いたりするのはストレスです。また、技術力でマウントを取ったり、耳障りの悪い言葉、険悪な雰囲気を纏うのもよろしくないです。

一方で、勇気は伝染すると思います。だから、リーダーが前向きでいれば、メンバーにも伝わるものが少なからずありそうです。

②【調整】リアクションがすぐに返ってくること

2つ目は「リアクションがすぐに返ってくること」です。例を1つ挙げると、ビジネスチャットでのレスが早いのが理想です。レスがすぐに返ってくると、問題解決のスピードがあがったり、助けが来ることの安心を感じられます。

仕事をしていて苦しいときは、問題が解決できず、好転する見込みがつかない状態が続くときです。悪い状況を変えられない、変わる見込みがないと、精神的につらくなってしまいます。

メンバーがリーダーに相談するときは、だいたい何かに困っているときです。チャットを送って返事がないのは、この「好転する見込み」がない状態が続くことなので、相談した側は困ってしまいます。一方、普段からレスが早いリーダーだった場合、相談すれば何かしらヒントが得られるかも!って安心感を持って、タスクに取り込めます。

もちろん、リーダーだけがレスを早く返せばいいという話ではなく、メンバー自身もテンポよくチャットのやり取りをしたいですね。レスを早く返すのは、1年目からでも心がけ次第で取り組めるので、早いうちに習慣にしたいです。ちなみに、私の目標は「光の速さでレスを返すこと」ですw

「リアクションが返ってくること」に、もう一つ付け足したいことであります。「リーダーが調整・確認事をすぐに対応すること」です。タスクを進めると、他のチームと調整が必要になったり、お客様と合意を取ったりする必要があります。基本的には、メンバーからリーダーに相談して、リーダーが調整、確認します。

この調整や確認をすぐやってもらえることは、メンバーからすると大変ありがたいです。調整・確認がない状態だと、作業が止まってしまったり、進みが遅くなったりするからです。すぐに決めてくれる、すぐに依頼してくれると、タスクの進みがスムーズです。

他チームやお客様を巻き込む必要があるタスクは、テンポがスローダウンしてしまいがちなので、全体のスピード感に影響します。それに、めんどくさいことを放っておくもっとめんどくさいことになります。

③【技術】技術力が半端なく高いこと

マネジメント力だけでなく、技術力が高いリーダーが理想像です。技術的な課題で作業が行き詰ってしまうこともあります。その時、原因の切り分け方が適切で、素早く問題の所在を突き止め、解決策を提示できることが理想像にかなり近いです。

技術力の高さが尊敬につながるケースが多いです。自分には持っていない視点、気づけない観点、正確で深い知識などなど、自分にはできないことができてしまうリーダーには尊敬してしまいます。

また、新しい知識に触れることはメンバー自身の成長にもなります。技術は盗むものでしょうか。リーダーがやっていたちょっとしたテクニックを見てて、自分で実践すると、技が増えていきます。問題の切り分けなど、なぜその分け方にしたか聞いておくと、その後にも役立ちそうですね。

④【能力】言語化できること

4つ目は「言語化できること」です。言い換えると、「事象を整理して平易な言葉でアウトプットできること」です。技術や業務理解が浅いと、タスクが詰まった時の質問に苦労します。うまく言語化できないからです。「こ…これが……こうなって… … こうなってしまうんです!!」みたいな説明になってしまうことがあります。

メンバー)「こ…これが……こうなって… … こうなってしまうんです!!」
リーダー)「つまり、○○が□になっているってことだよね?」
メンバー)「それです!!!!!」

メンバーの断片的な会話から、情報を取捨選択し組み立て、再確認できると認識齟齬が減り、正しく情報をつかむことができます。もちろん、メンバーもきちんと説明しようとする努力は必要です。しかし、最初から上手に説明できるわけではないので、時にリーダーとして必要な要素としてあげてみました。

言語化には、技術的理解も必要ですが、それ以上に業務の理解(仕様の理解)が不可欠です。決まっていること/決まっていないことや必要なことが把握できている必要があります。メンバーが業務や仕様への理解が浅いことも多々あることなので、リーダーが正確に理解できるように、時には説明が必要になります。

自分が理解できないこと、わからないことに対して、リーダーがスッと答えられると、「かっけぇ!」ってなりますね。笑

⑤【働き方】想定された時間内で終えること

リーダーが定時か、少しの残業で、ぱっと仕事を終えるはあるべき姿のような気がします。大小さまざまなタスクがある中で、時間内で終えられているのは、すごいことだと思います。タスクのコントロールがしっかりできていないと、厳しいです。

リーダーのタスクは多岐にわたるので、やろうと思えば残業をたくさんできる状態になります。定時後の時間の方が、連絡や問い合わせが少なく自分のタスクの進捗がよくなるものです。ですが、会議や突発対応がある日中帯で仕事を終えたいですね。リーダー、メンバー関係なくですが。

⑥【気持ち】メンバーの成長や目標達成を自分事のように喜べること

リーダーの言葉には影響力があります。マイナスの言葉でも、もちろん、プラスの言葉でもです。だから、リーダーから褒められると、けっこう嬉しかったりします。いや、めちゃ嬉しいです。

「流石ですね!」とか「任せてよかったです!」とか「素晴らしいですね!」とか言えるリーダーが理想です。私の体感ですが、褒めることがちゃんとできる人はリーダーに向いている気がします。

褒める言葉を言えるには、そう思っていることが必要になります。だから、「メンバーの成長や目標達成」に気づけて、そのうえで、「自分事のように喜べること」を理想のリーダーとして入れてみました。リーダーのタスク外かもしれません。でも、人として、チームメイトとして、プラスになる要素だと思います。

タスクを終えたことに感謝するだけではなく、メンバーの成長などタスク遂行以外の気づきがあるリーダーを目指したいものですね。

整理してみると、技術でない要素も多いですね。コミュニケーションも重要な要素です。自分がここに書いた姿には到底なっていないですが、精進したいですね。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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