【GoogleForm×GAS×Slack】GoogleForm回答時にSlackに通知を送る

Posted at 2025-02-10

1.やりたいこと

GoogleFormでユーザーが回答を終えたときに、Slackに回答があったことを伝える通知を送る
利用シーンとしては、Google Formを「問い合わせフォーム」として利用し、問い合わせに気づくために通知がほしいときに使えます。Google Formでの回答をそのままにしない/すぐに対応するようなシーンで威力を発揮します。

2.実現方法

まず、Google Formでフォームを作成します。その後、slackからwebhookのURLを取得し、GASを使用してGoogle Formの回答から必要な回答を取得し、Slackに通知を送るコードを書きます。最後に、GASのトリガー機能で設定を行いまいます。

2.1 Google Formを作成する

GoogleFormを作成します。お問い合わせフォームの例なので、以下のように簡易的に作成しました。

「重要度を教えてください」
- ラジオボタン　「緊急」「通常」「お手すき」
「お問い合わせタイトル」
- 記述式（短文）
「お問い合わせ内容」
- 段落

また、設定から「メールアドレスを収集する」を「確認済み」にしておきます。（メールアドレスを回答者名をして扱うために、必要です）

2.2 SlackからwebhookのURLを取得

以下の記事の「2.2 Webhook URLの取得」を参照してください。

2.3 GASでコードを記述

お問い合わせフォーム画面の右上の点々アイコンから、「Apps Script」を選択します。

＊

以下のコードをコピー＆ペーストし、所定の位置にwebhook URLを入力し、保存します。


function sendSlackNotification(e) {
  // SlackのIncoming Webhook URL
  const slackWebhookUrl = 'sampleUrl';// ここに取得したwebhook URLを置き換える

  // Googleフォームの回答から必要な情報を抽出
  const formResponse = e.response;
  const importance = formResponse.getItemResponses()[0].getResponse();
  const title = formResponse.getItemResponses()[1].getResponse();
  const content = formResponse.getItemResponses()[2].getResponse();
  const name = formResponse.getRespondentEmail(); // 回答者のメールアドレスを名前として利用

  // Slackに送信するメッセージを作成
  const message = `ただ今、お問合せがありましたのでご確認ください。\n\n【${importance}】「${title}」\n質問者：${name}\n質問内容：${content}`;

  // Slackに通知を送信
  const options = {
    'method': 'post',
    'contentType': 'application/json',
    'payload': JSON.stringify({
      'text': message
    })
  };
  try {
    UrlFetchApp.fetch(slackWebhookUrl, options);
    Logger.log('Slack通知を送信しました。');
  } catch(error) {
    Logger.log('Slack通知の送信に失敗しました。', error);
  }
}