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【合格体験記】旧試験のリベンジとして新試験の基本情報技術者試験に挑戦して合格しました

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2023年7月に基本情報技術者試験を受験し合格しました。基本情報技術者試験は令和5年(2023年度)4月以降から試験内容が大幅に変更されました。新試験になってからの合格体験記がまだ少ないと思うので、所感を残しておきます。

基本情報技術者試験は以前、旧試験を受けて、午後試験が数点足りず落ちていた過去があります。悔しい気持ちもあり、勉強時間をとれそうでしたので、再チャレンジしてみることにしました。

前提知識

・3年くらい前(試験内容変更前)に1度受験済。
→午前試験は合格、午後試験が数点足りずで不合格

目的

・前回受験した際に合格ラインまで数点足りなかったのが悔しかったので、リベンジしたい。

勉強方法・期間

まず、新試験と旧試験でどこがどう変わったのかを調べました。

詳しい解説は他の記事に譲りますが、影響が大きそうなところをざっくりまとめると以下の通りです。
・A試験(旧試験の午前試験に該当)について、旧試験と比べて試験範囲は同じですが、問題数と試験時間が短くなっています。1問あたりにかけられる時間が減っていることも注意です。
・B試験(旧試験の午後試験に該当)は、「情報セキュリティ」と「アルゴリズムとプログラミング」の2分野に変更され、特に「アルゴリズムとプログラミング」の方が問題数が多いです。旧試験にもアルゴリズム系の問題はありましたが、新試験とは雰囲気が異なります。

変更点などはこちらを参照しました。

情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について(基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化)

また、youtubeでも情報収集をしていました。動画なので頭に入ってきやすいですね。基本情報技術者試験に特化した動画を出している方がいたので、勉強方法やアルゴリズム問題の簡単なインプットはこの方の動画を参考にしました。(もちろん、他のブログなども調べてよさそうなところをピックアップしています)

【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん

以前、基本情報技術者試験を受けたときに午前試験(新試験ではA試験に該当)には合格ラインに達していたので、新試験ではB試験(旧試験の午後試験に該当)に注力する方針をたてて勉強を進めることにしました。全体の勉強期間としては、だいたい3週間くらいでした。

A試験の勉強について

お馴染みの「基本情報技術者過去問道場」を活用しました。「無料で使える」「問題数が多い」「解説も載っている」「出題の仕方を指定できる」というメリットがあり、うってつけの教材です。

「B試験に注力する」方針だったので、あまり問題を解かずに受験しました。が、受験中に「もう少しやればよかった」と後悔しました。迷ってしまうことが多かったからです。具体的には、2回分を2周やりきれるくらい勉強時間を取れれば、合格ラインギリギリにはならなかったかと思いました。

A試験にも計算問題が出題されます。1問にかけられる時間が少なくなったこともあり、計算問題は少し慣れが必要です。すべてを理解する必要はありませんが、計算問題をすべて捨てるのはあまりおすすめできません。そこそこ問題量がありますし、点数に差がつきやすい問題になるからです。試験中に「手をつけられない」状態にならず、少しはあがけるくらいには最低限問題を解いていった方が安心です。

計算問題は別途対策が必要かなと思って、過去問道場とは別に対策を行いました。私は本で勉強するのが好きなタイプなので、基本情報技術者試験の問題集を購入しました。この問題集で、A試験の計算問題だけをピックアップして問題を解きました。計算問題だけをまとめた「章」があったので、ピックアップしやすいこともこの問題集を選んだ理由です。

情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者 テキスト&問題集 [科目A][科目B]2023年版

B試験の勉強について

アルゴリズム問題には苦手意識がありましたので、いきなり問題に手を付けるのではなく、少しインプットを行いました。まず、先述したyoutubeでB試験の問題の動画を視聴しました。次に、先述の問題集で、B試験の対策の章を読み、解き方をインプットしました。

ただ、解き方を読んでインプットしたとしても苦手意識が消えませんでした。そのこともあり、次に、模擬試験の問題を解かず(問題文だけ読んだ状態)に、最初の2問は解説をいきなり読んでみました。「ああ、実際にこうなるとよいのか」と問題を解くイメージが湧いてきたので、3問目からは実際に問題を解き始めてました。

ただ、アルゴリズム問題は時々「どこから手を付けるのかわからない」ことがありました。そのときは数分は悩んで、それでもわからないときは潔く解説を読んでいました。

振り返ってみると、「どこから手を付けるのかわからない」ときは、だいたいプログラムを動かして考えられないときでした。なので、まず問題文を読んで、プログラムの1行目から処理を実行するイメージで、数字や変数を書き出してあがきました。つまり、解き方のコツとしては「手を動かして、具体的な数字などを当てはめてプログラムを動かしてみる」ことです。頭の中だけで考えると、わからなくなることもあるので、メモを書き入れたり、処理の結果を書き出すのがよいです。

このいろいろあがいて書き出すのが意外とよく、解答にたどりつくこともありました。たどり着けないときは解説を読んで解き方をその都度軌道修正していました。B試験については、情報セキュリティの問題も含めて、問題集の模擬問題を2周しました。

結果

合格(23年7月)

思ったこと・気づき

A試験の問題について、思った以上計算問題があり少し対策してよかったと思いました。計算問題を捨てると、合格ライン行かなかった気がしたので。
また、悩む時間が少ないように思いました。時間がギリギリで、もう少し悩みたい問題もありました。サクサク解かないと時間が迫ってくるので、知識系の問題でサッと解いて、計算問題で時間を使えるようにしたいですね。

B試験のアルゴリズム問題は問題慣れが必要でした。普段コードを書いている人はとっつきやすいかもしれませんが、捻った問題もあるので問題量をこなして慣れた状態で受験したいです。問題を解く際の「とっかかり」がわかる状態になるのが最初のステップである気がします。

また、アルゴリズム問題は答えがあっているかよりも、「解き方があっているか」に着目して答え合わせをしました。汎用的に問題を解けるようになるためです。

アルゴリズム問題は問題文が独特なので、ある意味国語力?日本語力?も問われている気がしました。プログラムのルールを読み取る、必要な部分を読み違えないような基本的な能力が問われている気がしました。上述したようにアルゴリズム問題を解く訓練ができてある程度慣れれば、得点が下にぶれないです。最初だけ苦しいですが、慣れるまでの辛抱でした。

試験予約について、私は東京で受験したのですが、開催枠があまり空いていませんでした(23年6月時点、東京で受験会場を探す場合)。直近の日程では、平日も空いていることが少なく、土日は全然空いていませんでした。通年受験が可能になりましたが、受験予約はなるべくはやめに行った方がよいかもです。

おわりに

無事に旧試験のリベンジをすることができました。A試験は少し準備不足でしたが、結果として合格できてよかったです。旧試験と比較すると、A試験はほとんど難易度は変わらない印象です。一方、B試験は試験範囲、問題文の量が変わったこともあり、とっつきやすくなった印象です。ただ、ノー勉強では合格が厳しいのは変わらないので、基本情報技術者試験用の勉強時間を捻出することが必要だと思いました。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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