はじめに
下記の記事を参考にAWS Bedrock
をSlackで使うための環境構築を行なった際のメモを備忘録として記事に残しておこうと思います。
この記事で書いていること
設定の流れ
- Bedrock エージェントの作成
- IAMポリシー、IAMロールの作成 備忘録:IAMポリシーの設定
- AWS Chatbotの作成 備忘録:Bedrockでモデルを使うための設定
- Slackの設定
- Slackで質問してみる 備忘録:スレッドの内容を考慮して質問を返してくれる
設定の流れはだいたいこんな感じ、40分程度あれば設定できるのでSlackで生成AIのChatbotをサクッと試してみたいという方にはオススメです。
この記事で備忘録として書いているものには、『 備忘録 』と記載しています。
IAMポリシーの設定
上記の記事にも記載はありますが、Resource
の設定について改めて解説しておきます。
Resource
の設定は、Amazon Bedrock > エージェント > 作成したリソース
のエージェントの概要
に記載の2つの情報を使って組み立てます。
エージェント ARN
エイリアス
のエイリアス ID
Resource
の組み立て
-
エージェント ARN
のagent
をagent-alias
に書き換えて、arn:aws:bedrock:ap-northeast-1:XXXXX:agent-alias/ABC12345/DEF12345
と、設定してください - 次に、
1
で作成したパスの最後にエイリアスIDを繋げて、最終的にarn:aws:bedrock:ap-northeast-1:XXXXX:agent-alias/ABC12345/DEF12345
とします。これをIAMポリシーのResource
に設定すれば良いです
設定したポリシーの全体は下記のようになります
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "AllowInvokeBedrockAgent",
"Effect": "Allow",
"Action": "bedrock:InvokeAgent",
"Resource": [
"arn:aws:bedrock:ap-northeast-1:XXXXX:agent-alias/ABC12345/DEF12345"
]
}
]
}
Bedrockでモデルを使うための設定
今まで使ったことのない方は、モデルアクセスの設定を行う必要があります。まずは、Amazon Bedrock > モデルアクセス
にアクセスして、利用したいモデルを選択して、アクセスを許可してください。
アクセスが許可されると、下記のようにステータスも更新されます。
アクセスが許可されると、Bedrockのエージェントの詳細からモデルが選択出来るようになります。
スレッドの内容を考慮して質問を返してくれる
スレッドの内容を考慮して質問を返してくれるようですが、試しにS3に関する質問をしているスレで、全く違う内容を質問をしてみると「元の質問から話題が変わってしまいましたね」と優しく指摘してくれました。エージェントの指示に「同僚に話すような優しい口調で回答して。」など、自分好みに設定しておくと優しい相方を手にいれることが出来るようです。
以上、備忘録でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。