ループバック・デバイスとは
一般的なファイルを,あたかもハード・ディスクなどのブロック型デバイスであるかのように扱うための機能です。
パソコン上でイメージ・ファイルを直接操作したい場合などに使います。「ループ・デバイス」とも呼ばれます。
Linux上での基本的な操作
作成
# ディスクイメージを作成
dd if=/dev/zero of=loop1.img bs=1M count=100
# 作成したイメージを/dev/loop0と関連付ける
sudo losetup /dev/loop0 loop1.img
# フォーマット
sudo mkfs.ext4 /dev/loop0
# マウント
sudo mount -t ext4 /dev/loop0 /mnt
削除
sudo losetup -d /dev/loop0
rm loop1.img
ループバック・デバイスの活用
ISOイメージの中を確認する
sudo mount -o loop /path/to/iso_image /mount
この後は、通常のファイルのようにISOイメージ内のファイルにアクセスできる。
LVM検証
実際にHDDなどを追加しなくても、ループバック・デバイスを使うことでpvcreateなどを実行することができる。
その他にもブロック型デバイスを用いた検証の際は、役立つシーンが多そうだ。
参考
- 『Linux のループデバイスを使ってみる』(http://blog.amedama.jp/entry/2015/09/22/002201)