78
77

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

yum update と yum upgradeの違い(ついでにDebianも)

Last updated at Posted at 2017-04-17

yum update

  • インストール済みのパッケージをアップデートする

yum upgrade

  • yum update --obsoletesと同じ
    • --obsoletesは、パッケージの更新時にのみ有効なオプションで、不要になったパッケージの削除を自動で行う
      • 不要になったパッケージとは、例えばインストール済みのfooパッケージが今までbarパッケージを必要としていたが、fooのアップデートによってbarが不要になった場合

結局どっちもいっしょ

  • CentOSでは、/etc/yum.confにobsoletes=1と書いてあるため、デフォルトで--obsoletesが有効の状態
  • よって、yum updateyum upgradeも変わらない

##(おまけ)Debianでは

apt-get update

  • パッケージのリストを更新する
  • インストールされているパッケージの更新は行わない

apt-get upgrade

  • インストールされているパッケージを更新する. さきにupdateを実行しておく
  • ただし、更新によって新規にパッケージのインストールや削除が発生するような場合は、それを行わない
  • つまり、安全なアップデート

apt-get dist-upgrade

  • インストールされているパッケージを更新する.
  • 更新によって新規にパッケージのインストールや削除が発生するような場合、それらも実行する

つまり

Redhat系(yum)とDebian(apt-get)では、updateとupgradeの意味合いが大きく異なる。

yumでは、yum updateとするだけでOSのマイナーバージョンは上がるし、カーネルのアップデートも行われる。

疑問

プロダクション環境でDebianを運用したことがないので分からないのだが、パッケージ更新のベストプラクティスはどんな感じなんだろう。

Redhat系の場合、(私は)yum-cronをインストールして基本的には毎日パッケージの更新しつつ、kernelやミドルウェアはyum.confで更新対象から除外しています。

78
77
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
78
77

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?