yum update
- インストール済みのパッケージをアップデートする
yum upgrade
-
yum update --obsoletes
と同じ-
--obsoletes
は、パッケージの更新時にのみ有効なオプションで、不要になったパッケージの削除を自動で行う- 不要になったパッケージとは、例えばインストール済みのfooパッケージが今までbarパッケージを必要としていたが、fooのアップデートによってbarが不要になった場合
-
結局どっちもいっしょ
- CentOSでは、/etc/yum.confに
obsoletes=1
と書いてあるため、デフォルトで--obsoletes
が有効の状態 - よって、
yum update
もyum upgrade
も変わらない
##(おまけ)Debianでは
apt-get update
- パッケージのリストを更新する
- インストールされているパッケージの更新は行わない
apt-get upgrade
- インストールされているパッケージを更新する. さきに
update
を実行しておく - ただし、更新によって新規にパッケージのインストールや削除が発生するような場合は、それを行わない
- つまり、安全なアップデート
apt-get dist-upgrade
- インストールされているパッケージを更新する.
- 更新によって新規にパッケージのインストールや削除が発生するような場合、それらも実行する
つまり
Redhat系(yum)とDebian(apt-get)では、updateとupgradeの意味合いが大きく異なる。
yumでは、yum update
とするだけでOSのマイナーバージョンは上がるし、カーネルのアップデートも行われる。
疑問
プロダクション環境でDebianを運用したことがないので分からないのだが、パッケージ更新のベストプラクティスはどんな感じなんだろう。
Redhat系の場合、(私は)yum-cronをインストールして基本的には毎日パッケージの更新しつつ、kernelやミドルウェアはyum.confで更新対象から除外しています。