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GoogleAppEngineのサービス間通信の認証などについて調べたこと(未解決)

Last updated at Posted at 2018-12-02

概要

AppEngineには複数のサービスを作りマイクロサービス風の構成にする機能があるが、各サービス間の通信をどのように制御可能か分からなかったので調べた。(スタンダード環境のPython3を想定)

ここでいう制御とは、認証やアクセス制限のこと。パブリックのAPIとインターナルなAPIを分けたり。

結論:よく分からん。

結局解決はしていないが、調べたことやURLを残しておきたいのでこの記事を書く。何か分かったら追記する。

やりたかったこと

サービスAとサービスBを作り、サービスAはパブリックに公開するが、サービスBはインターナルなWebAPIとして外部公開はしない。

セキュリティ的な設定として、サービスBがインターネットから呼ばれる経路は作りたくない。(極めて一般的な要件だと思う。)

調べたこと

ドキュメントを読むとできそうな気がしてくるが…

公式ドキュメントから引用。

For example, an app that handles your customer requests might include separate services that each handle different tasks, such as:

・API requests from mobile devices
・Internal, administration-type requests
・Backend processing such as billing pipelines and data analysis

「Internal, administration-type requests」をセキュリティ的にいい感じにやりたいというのが、今回の要件。

ファイアウォール設定

サービスごとにファイアウォールの設定を変えることができれば、解決しそう。
しかし、ファイアウォールはアプリケーション単位での設定しかできず、サービス単位では不可能。

つまり、サービスAをパブリックに公開するなら、サービスBもパブリックに公開される。(ファイアウォール的には)

何か別の方法が必要だ。

参考

Cloud Identity-Aware Proxy(Cloud IAP)

Cloud IAP を使用すると、HTTPS によってアクセスされるアプリケーションの一元的な承認レイヤを確立できるため、ネットワークレベルのファイアウォールに頼らずに、アプリケーションレベルのアクセス制御モデルを使用できます。

AppEngineと連携が可能なため良さそうに見えるが、これもファイアウォールと同様にサービス単位で設定ができないように見える。

プロジェクトを分ければ何とかなるのか?

ファイアウォールもCloud IAPもサービス単位にならないから困っていた。では、AppEngineのサービスを使うのをやめて、プロジェクトを分けてしまうとどうか。

ファイアウォール

意味なし。AppEngineから出て行くIPアドレスが決まらない。

Cloud IAP

できそう。

ただし、プロジェクトA(サービスAを動かすプロジェクト)のAppEngineのデフォルトサービスアカウントをプロジェクトB(サービスBを動かすプロジェクト)に登録する必要がある。(たぶん)

デメリット

  • プロジェクトが増えると、管理が面倒(保守性が落ちる)
  • 「Cloud IAPで認証」は、「内部ネットワークにある」と比べると、わかりにくい。(主観)正しく設定できているか確認がよく分からない。

URL Fetch serviceってなに?

サービス間の通信を支援してくれるっぽい。
https://cloud.google.com/appengine/docs/standard/python/issue-requests
https://cloud.google.com/appengine/docs/standard/python/outbound-requests

でも、今回の要件とは違う気がする。

いまいちな解決策:AppEngineの前にプロキシを置く

ComputeEngineでリバースプロキシを構築して、サービスAにプロキシする。AppEngineのファイアウォール設定では、ComputeEngineに設定した固定IPアドレスのみを許可する。

プロキシ設定を適切に行えば、インターネットからサービスBへの経路を塞ぐことができる。(はず)

コストと運用面で微妙。

メリットとしては、アプリケーションのIPアドレスが固定化される。

login:admin

スタンダード環境のPython3では使えないが、Python2では"login:admin"を設定できた。

この機能を使えば、以前はサービス間の制御が可能だった?(気が向いたら調べる)

参考

似ている悩み

フレキシブル環境だし、Node.jsだし、ちょっと違うけど。

フレキシブル環境の場合

スタンダード環境ではなく、フレキシブル環境の場合。

ここにあるように、ComputeEngineのファイアウォール機能を使えば目的を達せれそうな雰囲気がある。(未検証)

昔のAppEngineならできてた? - Backends

2014年に廃止された「バックエンド」が今回やりたかったことに似ている気がする。

バックエンドは、基本的にはユーザーに公開されない。

バックエンドはモジュールに代わったあと、現在のサービスに代えられたが、公開・非公開のところは変わってしまったようだ。

結論

よく分からん。知っている人教えてください。(切実)

参考資料

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