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プロダクト思考を持つZ世代がSES企業で感じる残念なところ

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SES企業の残念なところ

みなさんこんにちは、aki-kawa(@gukellsikakatan)です。
普段はSES企業で働いているエンジニア3年目です。

SES企業として、2・3次請けでおもに仕事をしていて、すごく残念に感じる点がいくつかあったので、それをシェアというか、やるせない思いを書きたいと思います。

ノウハウがシェアされない

ただでさえ、レガシーなので手動でやらなきゃいけないことが多いのですが、やり方が全くノウハウとして貯まっていません。なぜなんだろうと考えていると、「2次請けの競合他社」がいるからでした。
つまり、自社の資産として、ノウハウを溜め込んでいて、競合他社には共有していないんですね(当たり前だけど)。

確かに、受託開発の多重下請け構造においてこの行動は正常であると思いますが、「顧客により良いシステムを届ける」というプロジェクト思考の観点からすると、ノウハウがプロジェクトチーム内にあるの共有がされないせいで、ミスが増えたり、労働時間が増えて、プロジェクトがうまくいかなくなり、最悪の場合炎上するということに繋がりますので、もうSIER-SESの構造上仕方ないのですが、やるせないですね。

文化が構築できない

上流企業が基本的にPMやPLを務めますので、どうしてもチームや組織における大切な「文化」が自社の文化と異なることが多いんですよね。
例えば、「準備が大切だから5分前行動をしておこう」という文化を自社企業が大切にしていたとしても、上流企業が時間にルーズだったら、自社企業の大切にしたい文化を育むことはなかなか難しいです。。。

自分より能力の低い上流企業の人に評価される

明らかに自分より視座や能力が低い人から評価を受けることになります。まあこれ自体はしょうがないことだとは思いますが、これが顧客満足度アンケートとして自社の上司に届きます。
自社の上司は現場にいませんので、「顧客満足度アンケート」をベースに評価を下すんですよね。
そうなると、自社企業のために良かれと思って取っていた行動が、他社からすると不要な活動として評価され、結果、上司からは正当な評価をされないということもありそうですよね。。

まとめ

日本の雇用については、解雇をすぐにできないなどの制限があるせいで、どの業界も多重下請け構造になってしまうことはしょうがないとは思うのですが、やはり弊害が大きすぎる気がします。
何のためにシステム開発しているのか、わからなくなる瞬間がよく起こってしまいます。
もちろん、いい面もたくさんあるのでしょうが、SaaS企業やWeb開発企業の経験がなく、比較することが難しいです。何か意見あれば教えてください。

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