VSCODEでGit Bashのhistory履歴を保存できるようにした

本記事の背景

Linux環境において、historyはデフォルトで自動的に保存されるように設定されているが、
VSCODE＋Git Bash for windowsを使う場合、VSCODEを再起動する度、履歴はクリアされてしまうので、少し不便である。本記事はこれを解消できる以下に手順を示す

解消手順

1. ホームディレクトリに .bashrc を作成（または編集）
2. 履歴の設定を .bashrc に追加
3. .bash_profileを編集
4. Git Bash を再起動 or source ~/.bashrc で反映
5. VS Code のターミナルで Git Bash を使う設定が正しいか確認

詳細

履歴の設定

nano .bashrc 

# ~/.bashrc に追記する内容

# 履歴ファイルの場所
HISTFILE=~/.bash_history

# history にタイムスタンプを記録する（epoch形式 or フォーマット付き）
HISTTIMEFORMAT="%F %T "

# 履歴に保存するコマンド数
HISTFILESIZE=10000
HISTSIZE=10000

# セッション中の履歴を即時保存
PROMPT_COMMAND="history -a; history -c; history -r; $PROMPT_COMMAND"

bash profileの編集

nano .bash_profile

# ~/.bash_profile に追加（または修正）

if [ -f ~/.bashrc ]; then
  . ~/.bashrc
fi

設定を有効にする

. .bashrc

最後にVSCODEを再起動し、ターミナルでhistoryコマンドを確認し、保存されていることを確認する

結果

history
    1  2025-04-13 11:10:26 cd game-by-pyglet/
    2  2025-04-13 11:10:26 python move_char.py
    3  2025-04-13 11:10:26 python main.py
    4  2025-04-13 11:10:26 python auto_move_char.py
    5  2025-04-13 11:10:26 touch main_app.py
    6  2025-04-13 11:10:26 python main_app.py