1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

micro:bitも始めよう!

Last updated at Posted at 2018-04-09

日本Androidの会秋葉原支部ロボット部 関 昌充(P酒)
(この文書のライセンスはCC BY-NC 4.0です)

Why? micro:bit

前回、前々回とPICAXEについての簡単な記事を書いたのですが、今回は前から気になっていたmicro:bitについて紹介させていただきます。

本体とPC等の開発環境があれば色々できる。

1000000000000332000002CB48E71C1EB642230C.png

10000000000002EB0000025F1C4E0D1BBB31EA47.png

ArduinoやPICAXEで何かしようとすると、本体以外にLED、スイッチ、センサー等の部品を買ってきて接続して、という流れになりますが、micro:bitの場合は、標準で、LEDアレイ、スイッチ、タッチセンサー(端子)、温度センサー、加速度センサー等が入っていますので、本体と開発環境があれば色々試せます。

Webベースの開発環境(JavaScriptブロックエディター)でブロックプログラミングができる。

10000000000003580000029627CD3CCFB8D7E1F4.png

これは「ArduBlock」を入れたArduinoIDEや、PICAXE Editor等でもできます。違いは、ボタン1つでブロックとJavaScriptを相互に切り替えできる点でしょうか?
(ArduinoIDEではコードに変換してからコンパイルするのでコードを見ることができますし、PICAXE EditorでもブロックをBasicのコードに変換することはできます。[逆は不可])

100000000000035700000297B96D54485D4262CE.png

ただ、Webベースということもあり、動作がやや遅と思います。
Webベースにしたのは...ユーザエクスペリエンスの収集目的なのかなぁ?バージョン管理の煩わしさ回避なのかなぁ?

本体なしでもシミュレーションができる。

これはPICAXE Editor等でもできるのですが、チップレベルのシミュレーションなので、外付けのLEDやセンサー等を含めたシミュレーションはできません。
micro:bitの方は、ハードウェアの仕様が統一されているため、センサー等も含めたシミュレーションができるのだと思います。

スマホ(だけ)でも開発できる。

BLE対応のAndroidかiPhoneである必要がありますが、残念ながら筆者のAndroidタブレットはBLEに対応していないため動作確認はしていません。

micro:bitを始めるために(最低限)必要なもの

micro:bit本体

開発環境(JavaScriptブロックエディター)があればシミュレーションもできるので、本体が無くてもプログラミングはできるのですが、やはり実機で動かしたいですよね。

開発環境

###JavaScriptブロックエディター
    https://makecode.microbit.org/#lang=ja
Mac,Windows PC,Chromebook,Linux で使えるようです。
エディターで作成したプログラム(hexファイル)をmicro:bitにダウンロードする際には、micro:bitをUSBケーブルでPC等に接続し、ドライブとして表示されるmicro:bitにhexファイルを「送り」、書き込みが終了すると実行されます。
前のプログラムは消えます。
初期設定に戻すには、以下のhexファイルとのこと。

###Pythonエディター
   http://python.microbit.org
こちらもWebベースなので同様に使えるのではないかと思います。

###スマホアプリ
BLEに対応していれば、開発したプログラムをBLE経由でmicro:bitにダウンロードできます。
   https://play.google.com/store/apps/details?id=com.samsung.microbit
   https://itunes.apple.com/gb/app/micro-bit/id1092687276?mt=8

拡張するには

##コネクタ
上述のように、micro:bitは、スイッチやLEDアレイ等を備えていますが、他のセンサーもつなぎたい、LED等も拡張したい、というようなときには、コネクタで信号を引き出します。端子の形が変わっているので、特殊なコネクタ?と思いきや、普通のカードエッジコネクタのようです。使っている端子だけ引き出せばいいんですね。
10000000000002D1000003E36C39E69AA6F142B5.png

 

##テスター(ほぼ必須)
前回のPICAXEの記事でも紹介しましたが、コネクタで外部にセンサー等を接続する際には、配線チェックを充分に行った方がいいです。下手をするとPCやmicro:bit本体を壊します。

##オシロスコープかOSC
これもPICAXEの記事でも紹介しましたが、信号を見るのにあると便利です。

次回予告

コネクタの改造

上の写真だと解りづらいのですが、基板の下にヘッダピンを付けて直接ブレッドボードに挿そうとすると、左側の3列分のパターンが邪魔になります。切っちゃえ!と思ったのですが、裏の配線パターンを見ると微妙な位置に信号線?がありました。次回はその辺りに触れたいと思います。

I2Cデバイス

これは前回のPICAXEの記事の最後でも予告していたのですが、諸般の事情により実現できませんでしたので、是非次回。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?