この記事は Apple の Human Interface Guideline の Accessibility - Appearance Effects and Motion の部分を翻訳したものになります。正確な情報は公式ページを御覧ください。なお、言葉遣いには気をつけているつもりですが、不適切な部分がありましたら編集リクエストをください。
視覚効果とモーション
ぼかし、透過、動きなどの効果は情報を伝える手段の一つではありますが、一部の人にとっては気が散ったり、不快感を覚えたり、効果が全く感じられない場合もあります。デバイスの使い方によらずアプリを楽しめるよう、重要な情報を伝える唯一の方法として視覚効果を使用することは避けてください。
透過とぼかし
**ユーザが透明度を下げる機能をオンにした場合は、ぼかしと透明度が下がるようにしましょう。**例えばブラーがかかっていたり半透明なコンテンツはほとんど不透明になるはずです。一番良いのは、ブラーがかかっていたり不透明なエリアの場合は、機能がオンになったらオリジナルの色とは異なる色を使うことです。
モーション
**アプリの目的に必要不可欠でない限り、アニメーションは必須ではありません。**一般的に、アニメーションに頼らずともアプリを使うことはできます。
**視覚効果を減らすモードがオンの場合、無駄のないアニメーションを再生しましょう。**ズームやスケーリング、回転、端の動きなどの効果を含むアニメーションを見る時にめまいや吐き気に襲われやすい場合、ユーザは視覚効果を減らすモードをオンにすることができます。この設定に応じて動きを抑えつつも表現豊かで魅力的な物理アニメーションになるよう、洗練させてください。例えば
- バネのバウンス効果を減らしたり、ユーザの指に追随するようにする
- Z軸レイヤーで深度の変化をアニメーションさせるのを避ける
- 「ぼけ」や「にじみ」などのアニメーションを避ける
- 動きをなくすために、スライドからフェードに置き換える
**ユーザがビデオやその他のモーションエフェクトをコントロールできる状態にしてください。**制御できるボタンやその他アフォーダンスも提供せずに、ビデオやその他エフェクトを自動再生させないでください。
**移動、点滅する要素を表示するときは注意してください。**ちょっとした動きや点滅はユーザの気を引くことができますが逆に気を散らす可能性があり、視覚障害のある人にとっては役に立ちません。さらに悪いことに、点滅する要素はてんかん発作を引き起こす可能性があります。どんなケースにしろ、情報を伝える唯一の手段として動きや点滅を使用することは避けてください。