この記事は Apple の Human Interface Guideline の Accessibility - Content の部分を翻訳したものになります。正確な情報は公式ページを御覧ください。なお、言葉遣いには気をつけているつもりですが、不適切な部分がありましたら編集リクエストをください。
コンテンツ
コピー文、画像、音声、動画はアプリに求められている情報を提供することができます。表現の簡素化に努めたり、代替情報を提供したりすることで、誰もがコンテンツにアクセスできるようにすることができます。
コピー文と画像
**シンプルで明瞭になるようコピー文を編集しましょう。**コピー文が簡潔で、ミスがない状態であれば、すべてのユーザにとって良い状態になります。
**意味を持つ全ての画像に代替テキストを付けましょう。**意味のある画像に何の説明もないと、VoiceOver ユーザがアプリのすべてを体験することができなくなってしまいます。有用な説明にするためには、画像が見える人に画像自体が何であるかを述べてみるところから始めてみましょう。VoiceOver は画像やキャプションを囲むテキストを読み取るため、画像自体が表す情報に説明を集中させましょう。
**インフォグラフィックを完全にアクセシブルにしましょう。**説明的なインフォグラフィックに簡潔な説明を付けましょう。もしインフォグラフィックがあることでより多くの情報や異なる情報を得られるのなら、VoiceOver ユーザにもこれらが利用できる状態にする必要があります。アクセシビリティAPIは、アクセシビリティ支援技術が VoiceOver ユーザの助けとなるよう、カスタムインタラクションを表現する手段を提供しています。開発者向けのガイダンスは UIKit Accessibility、AppKit Accessibility を御覧ください。
**単なる装飾画像をアクセシビリティ支援技術から隠してください。**VoiceOver に単なる装飾画像まで説明させてしまうとユーザの時間を無駄にし、何のメリットもないまま認知的負荷だけ増やすことになってしまう可能性があります。
**各画面に一意のタイトルを付けたり、情報階層がわかるように見出しを付けたりしましょう。**ユーザが画面を開いたとき最初にアクセシビリティ支援技術から受け取る情報はタイトルです。ユーザがアプリの構造を理解できるよう、各画面にコンテンツや目的を簡潔に表した一意のタイトルを付けましょう。同様に各画面の情報階層の脳内マップを作成するために、正確なセクション見出しも必要です。
オーディオとビデオ
**クローズドキャプションを提供しましょう。**クローズドキャプションはビデオの音声と同じ情報をテキストで提供します。クローズドキャプションは同じコンテンツに対して複数の翻訳を提供できたり、ユーザ設定にマッチしたバージョンを提供することができます。クローズドキャプションがいつでも利用できるとは限らないため、字幕の提供も大切になってきます。開発者向けガイダンスは Adding Subtitles and Alternative Audio Tracks を御覧ください。
**オーディオディスクリプションを提供しましょう。**オーディオディスクリプションを使用して、視覚情報のみで表されている重要な情報の音声ナレーションを提供しましょう。
**トランスクリプトの提供を検討してみてください。**ユーザが様々な方法でビデオを楽しむことができるよう、音声情報と視覚情報の両方がカバーできるテキストを提供すると良いです。