２０２１年４月実施の応用情報技術者試験に合格したので、その勉強方法をまとめました。

####受験する前の知識
・基本情報技術者を１０年前に取得済み
・過去にエンジニアを２年経験
・大学では情報系以外を専攻

####応用情報技術者受験歴
・１回目受験：２０２０年１０月　＜不合格　午前８５点 / 午後５３点＞
午前対策で５０時間、午後対策で６０時間ほど勉強したと思います。

【勉強方法】
午前の学習→過去問道場（https://www.ap-siken.com/apkakomon.php) + テキスト１冊

スキマ時間にやっていました。午前問題の約４割は過去問から出題されるので、過去問さえ解いていれば全く同じ問題も出るので午前の突破は可能だと思います。過去問からは直近よりも少し前の問題が出やすいので、設定を「★おすすめ」をチェック、気軽にやりたかったので「計算問題を出題しない(β版)」にチェックを入れてやっていました。この過去問道場では正解数が記録されるので、毎日30問ほど解いて８割取れるまでひたすら繰り返しやり、出やすいものや間違えたキーワードについて紙にまとめて、あとでそれを振り返るということをしました。また並行して適当なテキストを一冊買って読んでいました。過去問に出ていない部分を補うためのテキストですが、これは正直どの本もあまり大差がないのでなんでも良いと思います。

午後の学習→IPA（https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html)

過去問道場でも問題解答はありますが、IPAのサイトでも過去問が見放題です。ここで印刷をして本番と同じ紙ベースで解いていました。１１問ある中から選択したのは、１情報セキュリティ（必須）、２経営戦略、４システムアーキテクチャ、６データベース、１１システム監査を選択しました。理由としては、経営戦略は日頃の業務内容が出る可能性があったため、データベースは興味があったのと国語問題だけでなくエンジニア寄りの問題も解いて合格したいと思ったから、システムアーキテクチャとシステム監査は前提知識無しで解けると思ったからです。これら選択する問題について過去４年分ほどをやりました。

結果は午後試験で不合格でした。

【不合格になった原因】
1.必須であった情報セキュリティの学習不足
2.過去問と関連の薄いシステムアーキテクチャとシステム監査の問題演習に時間を使いすぎた

改善して次は絶対に合格しようと思い、２０２１年４月も受験しました。

・２回目受験：２０２１年４月　＜合格　午前７７.５点 / 午後７５点＞

【勉強方法】
午前の学習→過去問道場（https://www.ap-siken.com/apkakomon.php)

今回は午前にほとんど時間をかけませんでした。前回の記憶が残っており、試験２カ月前に過去問道場で安定して８割を取れていたので午前対策の学習時間は約５時間でした。午後対策は分野ごとの本も読んで６０時間ほどです。

午後の学習→1.応用情報技術者午後問題の重点対策
　　　　　　 2.図解まるわかりセキュリティのしくみ Kindle版
　　　　　　 3.スッキリわかるSQL入門第2版ドリル222問付き

これらの本が評判が良かったので購入して午後問題を重点的に理解しようと思いました。
前回は情報セキュリティの理解不足で得点を稼げなかったので、まずは上記１の本でセキュリティの過去問をやって解説を丁寧に読みました。理解できないところは２の本で調べて補完、自分なりに説明できるところまでもっていきました。特に攻撃手法と対策、鍵の仕組みなどは頻出なので絶対に抑えたほうがいいです。データベースについてはSQL問題が必ず出題されるので、１の本を全問解いて３の本で実際にSQLを入力しながら覚えました。

今回の戦略としては、情報セキュリティとデータベースで満点をとり計４０点稼ごうと考えました。そうすれば残り３問の６０点分のうちの２０点（３割強）取れれば合格になるので気楽です。

結果は合格でした！

公式解答で午後試験を採点すると、情報セキュリティは１つだけ間違えており他は正解でした。データベースは基礎問題とSQL問題は正解できました。経営戦略は出来が悪かったですが、システムアーキテクチャとシステム監査で無難に乗り切ったという結果です。

####まとめ
・午前は応用情報のテキストを１冊読みつつ過去問を繰り返し解くことが効果的で、１つ１つの内容を完全に理解しなくても大丈夫です。
・午後は必須である情報セキュリティともう１問得意な分野を見つけて集中的に学習したことが良かったと思います。私はデータベースを選択しましたが、国語の問題が得意な方であれば他の分野を選択することをお勧めします。残り３問の選択については、勉強時間がほとんど取られないものを選び、感触を掴むために過去問数年分をやりました。