概要
JSでは配列が最も多く使われるデータ構造です。配列には様々なメソッドが用意されています。
この記事では配列操作について触れていきます。
const fruits = ["りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご"];
const fruits2= ["パパイヤ", "パイナップル", "みかん",];
今回使用する元の配列です。
値の追加と削除
arrayオブジェクトには、配列の先頭、末尾に要素を追加または削除するメソッドが用意されています。
1.追加
(1)push
const fruits = ["りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご"];
const fruits2= ["パパイヤ", "パイナップル", "みかん",];
fruits.push("パパイヤ","パイナップル");
console.log(fruits);
//["りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご","パパイヤ","パイナップル"]
fruitsとfruits2という2つの配列があります。fruits2の要素をfruitsに追加します。
となります。push()に引数を追加します。複数追加したときは最後の引数が末尾になります。
(2)unshift
fruits.unshift("パパイヤ","パイナップル");
//["パパイヤ","パイナップル","りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご"]
こちらは要素を先頭に追加します。
複数追加したときは、最初の引数が先頭になります。
削除
(1)pop
fruits.pop();
console.log(fruits);
//[["りんご", "ばなな", "ぶどう"]
末尾から要素を取り除きます。
(2)shift
fruits.shift();
console.log(fruits);
//["ばなな", "ぶどう","いちご"]
先頭から要素を削除します。
配列の結合と分離
配列は、複数の配列を結合した新しい配列を作る。配列の一部から新しい配列を作ったりすることができます。
1.concat
console.log(fruits.concat(fruits2));
console.log(fruits);
//["りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご","パパイヤ", "パイナップル", "みかん"]
//["りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご"]
引数の配列の要素、引数の値を順に並べた新しい配列を作ります。
元の配列は影響を受けません。
2.slice
console.log(fruits.slice(1,3));
console.log(fruits.slice(2));
console.log(fruits);
//["ばなな","ぶどう"]
//["ぶどう", "いちご"]
//["りんご", "ばなな", "ぶどう", "いちご"]
第1引数から第2引数の手前までをの要素の新しい配列を作ります。
また引数が1つだった場合は、引数から末尾の要素までの新しい要素を作ります。
元の配列は影響を受けません。
3.splice
console.log(fruits.splice(1,2,"マンゴー","キウイ"));
console.log(fruits);
//["ばなな","ぶどう"]
//["りんご", "マンゴー", "キウイ", "いちご"]
第1引数が要素インデックス番号、削除する数。更に追加する要素を記述します。
もとの配列は影響をうけます。