Node.js と npm のバージョンを更新し、依存関係を再インストールする手順
こんにちは!今回は、プロジェクトで指定された Node.js (^20.0.0) と npm (10.8.1) のバージョンにローカル環境を更新し、依存関係を再インストールしてPull Request(PR)を作成する手順について備忘録をまとめます。
背景
プロジェクトの package.json
を確認したところ、以下のように開発環境が指定されていました:
{
"engines": {
"node": "^20.0.0"
},
"scripts": {
"dev": "next dev",
// その他のスクリプト
},
"dependencies": {
// 依存関係
},
"devDependencies": {
// 開発依存関係
}
}
しかし、ローカル環境では以下のバージョンが使用されていました:
node -v
v18.17.0
npm -v
9.6.7
この不一致を解消し、プロジェクトの開発環境を統一するための手順を以下に示します。
手順
1. Node.js バージョンマネージャーの確認・インストール
a. nvm
(Node Version Manager)の確認
まず、nvm
が既にインストールされているか確認しましょう。ターミナルで以下のコマンドを実行します:
nvm --version
- インストール済みの場合: バージョン番号が表示されます。
-
未インストールの場合: 以下の手順で
nvm
をインストールします。
b. nvm
のインストール
nvm
をインストールするには、以下のコマンドをターミナルで実行します:
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.3/install.sh | bash
インストール後、シェルを再起動するか、以下のコマンドで nvm
を有効にします:
export NVM_DIR="$([ -z "${XDG_CONFIG_HOME-}" ] && printf %s "${HOME}/.nvm" || printf %s "${XDG_CONFIG_HOME}/nvm")"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
2. 指定された Node.js と npm のバージョンをインストール
a. Node.js v20.x.x のインストール
nvm
を使用して Node.js のバージョンをインストールします:
nvm install 20
nvm use 20
これで Node.js のバージョンが v20.x.x に設定されます。
b. npm のバージョンを 10.8.1 に更新
nvm
を使用すると、対応する npm も自動的にインストールされますが、指定されたバージョンと異なる場合は以下のコマンドで更新します:
npm install -g npm@10.8.1
c. バージョンの確認
以下のコマンドで正しいバージョンがインストールされたことを確認します:
node -v # v20.x.x が表示されること
npm -v # 10.8.1 が表示されること
3. プロジェクト依存関係の再インストール
a. 既存の node_modules
と package-lock.json
の削除
プロジェクトディレクトリに移動し、以下のコマンドで既存の依存関係を削除します:
rm -rf node_modules package-lock.json
b. 依存関係のインストール
再度依存関係をインストールします:
npm install
これにより、新しい node_modules
フォルダと package-lock.json
が生成されます。
4. プロジェクトの動作確認
依存関係が正しくインストールされたことを確認するために、以下のコマンドで開発サーバーを起動します:
npm run dev
ブラウザでプロジェクトが正常に動作することを確認してください。
5. Git リポジトリへのコミットとPRの作成
a. 新しいブランチの作成
git checkout -b update-node-and-npm
b. 変更内容のステージング
package-lock.json
が更新されているはずです。必要なファイルをステージングします:
git add package-lock.json
注意: node_modules
フォルダは通常 .gitignore
に含まれているため、コミット対象外です。
c. コミットの作成
git commit -m "Update Node.js to v20.x.x and npm to v10.8.1"
d. ブランチのプッシュ
git push origin update-node-and-npm
e. Pull Request の作成
GitHub(または使用しているバージョン管理サービス)上で、update-node-and-npm
ブランチからメインブランチへのPull Requestを作成します。PRのタイトルや説明に以下の点を含めると良いでしょう:
- Node.jsとnpmのバージョンを指定通りに更新した旨
- 依存関係の再インストールに伴う
package-lock.json
の更新
6. チームへの通知とレビュー依頼
PRを作成した後、チームメンバーにレビューを依頼し、必要に応じてフィードバックを反映させます。
まとめ
- nvm を使用して Node.js と npm のバージョンを管理
- プロジェクトの依存関係を再インストールして環境を統一
- Git ブランチを作成し、変更をコミット&PR
環境のバージョン管理はプロジェクトの安定性に直結します。ぜひこの手順を参考に、開発環境を整えてください!
参考リンク
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