はじめに
こんにちは、駿河です。
昨年の4月に新人研修で担当した新人達もそろそろ次の新人達から先輩と呼ばれる未来が近づいてきているということで、今の心境を新年会と称して聞いてみました。
話を聞けた新人
時間の問題で色々話を聞けたのは、2人だけでした。
- 文系出身のコミュ力お化け
文系専攻でプログラミングのプの字も知らなかったが、営業とエンジニアで悩んだ挙句、エンジニアを選んで入ってきた我が社で1位2位を争うコミュ力モンスター
- 理系出身でプログラミングにも触れていた下馬評1位
研修ではレベル感が合わず、もはや講師役のヘルプになっていた最近で1番の大型新人
聞いたこと
- 約10ヵ月エンジニアとして、仕事をしてみてどうか
- 3ヵ月後には新入社員からは先輩と見られるが、何か考えていることはあるか
A男くん(コミュ力お化け)
- 約10ヵ月エンジニアとして、仕事をしてみてどうか
「正直もっと暗い人達が多いと思っていたが、丁寧に教えてくれて安心しました。」
「プログラミングは分からないことの方が多いですが、できることも増えてきた。何より半年前はさっぱり分からなかった先輩とお客さんの話の内容が理解できるようになってきました。」
- 3ヵ月後には新入社員からは先輩と見られるが、何か考えていることはあるか
「自分ができるようになった範囲で助けたい。」
「難しいことは先輩に任せます!!」
B子さん(下馬評1位)
- 約10ヵ月エンジニアとして、仕事をしてみてどうか
「毎回、先輩にレビューで指摘をもらうので申し訳ない。」
「とはいえ、大学時代より難しいことができるようになってきて嬉しい。」
- 3ヵ月後には新入社員からは先輩と見られるが、何か考えていることはあるか
「教えられるようなことがないので、心配」
「まだまだ力不足なので、新人が先輩方に話しやすいように橋渡し役をしたい」
彼らの上長から2人の印象
正直、まだハードスキルではB子さんの方がレベルが高いが、
相談のタイミングが遅かったり、依頼を忘れることがあるようなので、思った以上にコミュニケーションコストが高いままで、半年経ってしまった。
逆にA男くんは分からないことを全て相談してくるので、費やしている時間は少し多く感じるが、こちらから管理しに行かなくても管理されに来るので、着実にハード面を成長させていけば何も心配はしていないとのこと。
まとめ
今回の2人もそうだが、これまで関係のあった新人や若手社員の事を考えると、経験が浅い時はハードスキルよりソフトスキルが高い人の方が会社としては評価が高いという印象。
ハードスキルに注力するのも良いと思うが、たかだか1年で自分の理想(バリバリの技術屋)になるためには、相当な努力が必要なので普通の人では難しいし、恐らく思っている以上に上司にも後輩にもコミュニケーションを重視される。
偉そうに言ってはいるが、最初の頃は自分も何も分かっていなかった。
それを導くのがおっさん達の仕事でもあるので、その事は肝に銘じたい。
最近、新入社員の給料が高い!!教える気なんてない!!なんて記事を見かけたりするが、うるせえ。
どうすれば会社の利益になるか考えろ。教育もできないでお前には何ができるんだよ。と言いたい。