はじめに
こんにちは、駿河です。
どんな業種、業界であれ会議が開かれて、様々な議題について話し合われていると思います。そんな中で登場するのがファシリテーターと呼ばれる人の存在です。司会者に近いですが似て非になる役割で、会議を有意義なものにするためには必須な存在です。
ファシリテーターと司会者の違い
先程、両者は似て非になる存在と紹介しましたが、両者の違いは以下の通りです。
今回は、あくまでファシリテーターについての内容になります。
目的 | 役割 | |
---|---|---|
ファシリテーター | 議論の活性化と合意形成 | 議論の方向調整、意見の深掘り・まとめ |
司会者 | 会議の進行 | 発言順や全体の時間管理 |
形だけのファシリテータとは何か
簡単に言うと、
「〇〇さん、どうですか?」
という質問を順番に振るだけのロボット役である存在の事を指しています。
いや、うちの会社にはそんな人いないよ!!という方は、有意義な会議を実施できている可能性が高いので、そのままより良い議論を続けてください。
「〇〇さん、どうですか?」はなぜ悪いのか。
形式的な発言促しには以下のようなデメリットがあります。
- 考える時間がない → 即座に発言を求められると、良いアイデアが出にくい
- 発言が深まらない → せっかくの意見も掘り下げられず、次に移ってしまう
- 議論の質向上に紐づかない → 単なる順番回しでは、建設的な議論が生まれにくい
- 議論が進んだと錯覚する → 内容は薄まっているが、発言数だけは増えていく
結果、大した議論にならないが、会議自体は進んでいるように見えるので、やった感が出る。誰かが悪者になり「こんな会議無駄だ!!」と言えないと改善されず、慣習化してしまうこともある。
まとめ
自分の反省点としては、新人の頃にはこういった良し悪しがついていなかったが、少し知識や経験を積んで無駄だということを感じ始めても、慣習化した会議をぶち壊すほどの勢いがなかった。
現在は会社も変わり、こういった会議はきっぱり無駄だと断ち切ることができるので昔ほど悩まされることは少ないが、その分怖いと言われることが増えたので悲しい。。。