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DockerでReact環境構築【2023】

Last updated at Posted at 2023-08-09

はじめに

  • 前提として、Dockerとnodeとnpmをインストールしておく必要があります。
  • ホットリロードの設定も行っているので、リアルタイムで開発できます。

最終フォルダ構成

フォルダ構成.png

手順

reactプロジェクトの作成

  • Reactアプリケーションを作成するためのコマンドです。
  • react-appというのがプロジェクト名(なんでもいい)で、react-appというディレクトリが作成されます。
  • プロジェクト名:react-app
#typescriptの場合
npx create-react-app react-app --template typescript
#jsvascriptの場合
npx create-react-app react-app

プロジェクト内に移動

  • cd react-appで先ほど任意の名前で作成したディレクトリに移動します。

Dockerfileの作成

  • npm installを行う前に、package.jsonpackage-lock.jsonをコピーしています。
  • これは、キャッシュを有効に活用するうえで大事です。
  • こうすることで、パッケージの追加変更がない場合は、npm inatallをスキップしてくれます。
FROM node:20-alpine
ENV NODE_ENV=development

WORKDIR /usr/src/app

COPY package.json package-lock.json .
RUN npm install

COPY . .

docker-compose.ymlの作成

  • バインドマウントなどを設定します。
  • 開発用の場合、バインドマウントを設定しないとコンテナとローカルが同期しないので、コードの変更がすぐに反映されません。
  • もし過去に、ports:3000:3000で作ったことがある人はports:3001:3000にしてみてください。
  • ports:3001:3000だと、localhost:3001でアクセスできるようになります。
  • サービス名は、なんでもいいです。プロジェクト名と同じにしました。
  • サービス名:react-app
version: "3"

services:
  react-app: #サービス名
    build: .
    volumes: #バインドマウント
      - ./:/usr/src/app
    command: npm start
    ports:
      - "3000:3000"

  • ちなみに、DockerDesktopだと、こんな感じで構成されます。
    図1.png

.dockerignore ファイルの作成

  • これは、やらなくても動きます。ビルド時間を高速、イメージサイズの縮小を行いたい場合は、やってください。
  • node_modulesを含めずイメージを作成してくれます。
node_modules
  • ちなみに、.dockerignoreを作った場合と、作らなかった場合のイメージサイズの差は以下です。
my_image  without_ignore   e81679e750c2   35 seconds ago   887MB ←作らなかった場合
react-app-react-app  latest 3b4226fc0f36  33 minutes ago   601MB ←今回(作った場合)

コンテナの作成と立ち上げ

  • docker compose up --build -d
  • localhost:3000にアクセスして、無事reactっぽい画像が出たらOK。
  • コンテナ名(NAMES):プロジェクト名-サービス名-連番で自動作成されていることが確認できます。
CONTAINER ID   IMAGE                       COMMAND                  CREATED          STATUS          PORTS                    NAMES
55db0e4caff9   react-app-react-app         "docker-entrypoint.s…"   38 minutes ago   Up 26 minutes   0.0.0.0:3000->3000/tcp   react-app-react-app-1  

ホットリロードを有効化

  • Package.jsonに、以下を追加
"scripts": {
	"start": "WATCHPACK_POLLING=true react-scripts start",
  • 変更が即反映されるようになる

まとめ

  • 今回は、開発用の環境開発を行いました。
  • Dockerfileとdocker-compose.ymlは、開発用と本番用に分けたほうがいいらしいです。
  • 開発用は、バインドマウントの設定、開発に便利なパッケージなど、本番用では不必要なものも含みます。
  • 本番環境では、マルチビルドを用いて、ビルドに必要なものだけを含め最小化することが大事です。

ちなみに

今回は、プロジェクト名、サービス名、コンテナ名は以下になっています。

  • プロジェクト名:react-app
  • サービス名:react-app
  • コンテナ名:プロジェクト名-サービス名-連番

名前についてもっと知りたい方は以下を参考にしてください

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