Hyperforceの概要
- Salesforceのサービスを共通のクラウドプラットフォームで運用
- Data Cloudなどはもうすでにプラットフォーム上で稼働が始まっている
- Tableau Cloudはこれからプラットフォーム上に移行
Hyperforceの特徴
- データレジデンシー
- 3AZ
- 拡張性
- セキュリティ
- ゼロトラストとか
- プライバシー
- データの透明性と管理
- トランスペアレンシー
- データの透明性と管理
- 俊敏性
- ゼロダウンタイムの更新
- テスト環境の提供
3AZ全体のレジリエンス
- 3つのAZで構成
- レジリエンス、可用性、パフォーマンスの向上
- 3つは100km圏内に存在
- ユーザからのリクエストが合った場合
- ロードバランサーで3つの可用性ゾーンのいずれかのどこかに割り振り
- データ更新のときだけプライマリDBノードにアクセス
- 1つのプライマリDBノードと2つのセカンダリDBノードで構成
- 3つのAZにそれぞれ1つ
- セカンダリがダウンしたときは他の2つで補う
- プライマリがダウンした際にはセカンダリをプライマリとして利用
Hyperforceへの移行の理由
- 信頼性の向上
- 3AZの導入
- セキュリティの強化
- メンテナンス時間の削減
- メンテナンス頻度やダウンタイムの削減
- 顧客価値
- 拡張性のあるアーキテクチャ
- プライベートコネクト
- データ暗号化
移行の概要 事前通知と当日の留意点
- 日本のリージョンの移行予定は今年の年末あたり
- ポッド内の通知やメールでの通知が事前にある
- 90日前、45日前、15日前、当日
- 通知メールの内容
- 対象ポッドの移行日時
- メンテナンス時間の予定など
- 当日のメンテナンス時間は約6時間
- 日曜日1:00-7:00
- その時間はtableau cloudにアクセスできない
- その時間に割り振られたタスクは更新後に実行される
移行に際して必要な対応
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IPアドレスの変更 IP Filterなど
- ドメイン名を解析してIPアドレスを直接叩いている場合はIPが変更される
- Ingress IPは公開しているものではないので公開されているドメイン名を利用するように変更を推奨
- ホスト名、URLの変更はないため、プロキシ設定の変更は不要
- IPアドレスを使っている場合はドメイン名に変更してください
- Tableau Cloudの(Egress)IPアドレスをプロバイダなどで設定している場合はHyperForceのTableau用のIPアドレスレンジに変更が必要(移行前に新IPアドレスを追加し、移行後に旧IPアドレスを削除しよう)
- IPアドレスレンジは今後変更されることがある
- ベストプラクティス的には2週間に1度くらいは確認
- IPアドレスレンジは他社から貸し出されたものではなく全てSalesForce社が保有
- ドメイン名を解析してIPアドレスを直接叩いている場合はIPが変更される
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Tabcmd1.0のサポート廃止
- 元々Tabcmd1.0は非推奨
- まだ使っている場合はTabcmd2.0に移行する必要がある
-
Hyperforce以降完了後にBridgeの再接続が必要
- 基盤が変わるのでTableau Cloudに接続状態の場合は接続状態が失われる
- Rebootとかで再接続する
補足
- 個別の対応:延期や別日にはできない
- 移行の状況確認
- Salesforce trust > tableauページにて公開されるメンテナンス状況を見て
- APIや組み込みAPIの変更はない