概要
初めてNode.jsを触る時、どのようにインストールするのがいいのかわからなかった記憶があるため、クリーンなPC環境から、どのようにNode.jsをインストールするのがいいのかを順を追って書いておきます。
今回は、node v10.15.1をインストールする手順を紹介するのですが、今後エンジニアとして成長していく過程でいろんなバージョンを使うことになると思います。
ですので、Node.jsのバージョンを簡単に変更できるようにnodenvというバージョンマネージャをインストールし、nodenv経由で対象のNode.jsをインストールする手順を紹介します。
手順(MacOS)
ターミナルで実行するコマンドだけをまとめると以下のようになります。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
brew install nodenv
echo "export PATH=~/.nodenv/shims:\$PATH" >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
nodenv install 10.15.1
nodenv global 10.15.1
確認: node --version
-> v10.15.1
と表示されたら成功
これらについて知りたい方は下の説明とリンクしてある公式ドキュメントを参照してください。
Homebrewのインストール
Homebrewは、MacOS向けのパッケージマネージャというもので、いろんなライブラリや便利なツールを以下のように簡単にインストール・アンインストールすることができるもので、多くのユーザーがいます。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
nodenvのインストール
nodenvは、Node.jsのバージョンマネージャです。Node.jsはバージョンによる差が大きいので、適宜変更できるようにしておくためにnodenvのようなツールが存在します。
brew install nodenv
そして、この状態だと node
コマンドや npm
npx
コマンドがまだターミナルから使える状態になっていないため、下のNode.jsのインストール手順を踏んでも肝心の node
コマンドなどを実行することができません。ですので、これらを使えるようにするために、nodenv#Understanding Shimsのようにコマンドにパスを通す必要があります。
MacOSの場合、 ~/.bash_profile
ファイルのどこでもいいので、export PATH=~/.nodenv/shims:$PATH
の1行を新しく追加し、ターミナルを再起動するか source ~/.bash_profile
を実行します。
Node.jsのインストール
nodenv install 10.15.1
を実行してNode.jsのバージョン10.15.1をインストールします。インストールしただけでは使用するnodeのバージョンが設定されないため、 nodenv global 10.15.1
を実行してターミナル全体でnodeの10.15.1が実行できるようにしましょう。
node --version
を実行したら v10.15.1
の1行が表示されたら手順は完了です。
補足(Linux向け)
LinuxだとLinuxbrewというHomebrewと同じようなインターフェースのパッケージマネージャが存在するので、リンク先を参照してLinuxbrewをインストールすれば、それ以降の手順はLinuxでも同様のコマンドでインストールが可能です。