SnowsightはSnowflakeのWeb UIです。そのSnowsightがダークモードに対応しました!2024年6月時点ではPublic Preview (PuPr)です。
このPuPrは2024/6/4のData Cloud Summit 2024のPlatform Keynoteのラストで大々的に発表されて会場を沸かせていました。なんでエンジニアはそんなにダークモードが好きなんだ!
ダークモードに切り替えると文字の配色はこれまでグレーだった文字は白に、それ以外の色付きの文字は少し明るい色になります。
個人的にはクエリハイライトの背景色が少し目立つようになった印象。
Snowsightダークモードの設定方法
初回ログインのときに必ず聞かれるのでそこで選択するだけです。
また、変更したいときは左下のユーザをクリックして「外観(Appearance)」メニューから設定できます。
なお、SQLでSnowsightの設定を変更する方法は見つかりませんでした。
ダークモードはともかく、デフォルト言語は設定できてもいいような気がする1んですが…方法をご存じの方は教えてください。
Snowsightダークモードのドキュメント
ドキュメントも更新されています。
ダークモードの歴史
初期のコンピュータはもともとブラウン管で情報を表示していました。ブラウン管は蛍光物質が塗られたガラスに電子ビームを当てて発光させる仕組みなのですが、この時代はまだ画面全体を発光させる能力がなかったので、黒い画面に記号だけを光らせるものでした。
ダークモードこそがディスプレイの起源だった…!
しかしながら、その後、表示機器が徐々に液晶ディスプレイにシフトしていきます。
液晶ディスプレイは電圧を加えると光を遮断する液晶を用いてバックライトからの光をピクセル単位ごとに遮断することで情報を表示するという仕組みです。
この仕組み上、画面上に占める黒いピクセルが多いほど電力を消費する…ということなのですが、例えばOSのGUIがライトモードを採用したのはそのことが理由なのかどうかは定かではないです。意外と「今までのデザインよりモダンに感じるから」というデザイン上の理由だったのかもしれませんね。
なお、有機EL(OLED)ディスプレイは有機EL素子そのものが発光することで情報を表示する仕組みなので、画面上に占める黒いピクセルが多いほど電力を節約できます。
ダークモードは省エネだ!という論説は有機ELディスプレイが前提になっています。
その後、2019年頃からiOSやGoogle Chromeなどがダークモードに対応したことがダークモードブームに繋がったようです。
ダークモードは本当に目にやさしいのか、集中できるのか
これらのテーマに関する研究はちょこちょこ行われているようです。しかしながらそれを理解できるだけの知見が私にはありません…
現状は状況によってはという感じで、決定打はないような印象です。
ダークモードについての先行記事
ダークモードについては以下の記事がより分かりやすく詳細にまとめられています!
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社内に展開するときは日本語に設定する方法を毎回教えています。でも稀に日本語だとバグるときがあるんですよね… ↩