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KDDI Engineer & DesignerAdvent Calendar 2023

Day 18

The Littlest JupyterHubでユーザパスワードをリセットする

Last updated at Posted at 2023-12-16

この記事はKDDI Engineer & Designer Advent Calendar 2023の18日目として投稿されたものです。
このアドベントカレンダーは「KDDIのみんなでTechな記事を書こう!お仕事に関係しても関係なくてもOK!」という企画となっています。
ちなみに、本記事は私自身のお仕事とは関係ないものです。

The Littlest JupyterHub (TLJH) とは

JupyterHubは、JupyterLabを複数のユーザで同時に利用できるようにしたソフトウェアです。
ハードウェアリソースはユーザ間で共有されますが、ノートブックなどはユーザごとにそれぞれ独立しています。
また、認証機能を備えています。

JupyterHub logo

JupyterHub Login

例えばGPU搭載サーバをみんなで共有するとき、例えばEC2インスタンスを占有するほどでもないライトな使い方のユーザが複数名いるときなどに便利ですね。

The Littlest JupyterHub (略称TLJH) は少人数で同時に利用することを想定したディストリビューションで、Kubernetesクラスタなどではなく1台のサーバに構築して利用するものになっています。

本記事のサマリ

TLJHでユーザパスワードをリセットしたいときは、管理画面から対象ユーザを削除してから再作成してください。

問題

TLJHの管理画面にはユーザパスワードをリセットする機能が用意されていません。
ユーザがパスワードを忘れたときに困りますね。

ユーザパスワードの設定方法

TLJHはそもそもユーザパスワードの設定方法が原始的です。
それぞれのユーザが最初にアクセスするときに入力したパスワードがそのまま設定されます。

tljh-password-set

ユーザパスワードのリセット方法

Adminユーザでログインして、管理画面から対象ユーザを削除します。

tljh-admin-console

tljh-user-delete

その後、同じユーザ名でユーザを再作成します。
これで対象ユーザは「ユーザパスワードの設定方法」と同様にパスワードを設定できるようになります。
対象ユーザが使っていたJupyter Notebookファイル(ipynbファイル)などのユーザデータは、対象ユーザが削除されてもホームディレクトリに保存されたままになるようです。

参考:Reset user passwords #105

おわりに

TLJHは導入がとにかく簡単なのですが、その代償として設定や運用機能に制約があります。
用途に応じて使い分けていきましょう。

本記事について

本記事はアウトプットガチ勢が作った高速記事作成フレームワークを参考にしています。
高速アウトプットを身に着けたい!

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