この記事はKDDI Engineer & Designer Advent Calendar 2023の18日目として投稿されたものです。
このアドベントカレンダーは「KDDIのみんなでTechな記事を書こう!お仕事に関係しても関係なくてもOK!」という企画となっています。
ちなみに、本記事は私自身のお仕事とは関係ないものです。
The Littlest JupyterHub (TLJH) とは
JupyterHubは、JupyterLabを複数のユーザで同時に利用できるようにしたソフトウェアです。
ハードウェアリソースはユーザ間で共有されますが、ノートブックなどはユーザごとにそれぞれ独立しています。
また、認証機能を備えています。
例えばGPU搭載サーバをみんなで共有するとき、例えばEC2インスタンスを占有するほどでもないライトな使い方のユーザが複数名いるときなどに便利ですね。
The Littlest JupyterHub (略称TLJH) は少人数で同時に利用することを想定したディストリビューションで、Kubernetesクラスタなどではなく1台のサーバに構築して利用するものになっています。
本記事のサマリ
TLJHでユーザパスワードをリセットしたいときは、管理画面から対象ユーザを削除してから再作成してください。
問題
TLJHの管理画面にはユーザパスワードをリセットする機能が用意されていません。
ユーザがパスワードを忘れたときに困りますね。
ユーザパスワードの設定方法
TLJHはそもそもユーザパスワードの設定方法が原始的です。
それぞれのユーザが最初にアクセスするときに入力したパスワードがそのまま設定されます。
ユーザパスワードのリセット方法
Adminユーザでログインして、管理画面から対象ユーザを削除します。
その後、同じユーザ名でユーザを再作成します。
これで対象ユーザは「ユーザパスワードの設定方法」と同様にパスワードを設定できるようになります。
対象ユーザが使っていたJupyter Notebookファイル(ipynbファイル)などのユーザデータは、対象ユーザが削除されてもホームディレクトリに保存されたままになるようです。
おわりに
TLJHは導入がとにかく簡単なのですが、その代償として設定や運用機能に制約があります。
用途に応じて使い分けていきましょう。
本記事について
本記事はアウトプットガチ勢が作った高速記事作成フレームワークを参考にしています。
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