KDDIにまつわる多彩な仲間たちが集まるKDDI エンジニア&デザイナー Advent Calendar 2024、3日目の記事を書かせていただきます!
アバターをどう使っているか
みなさん、アバター使ってますか?
例えばVRChatのようなメタバースで使っている、あるいはバーチャルYouTuberとして活動するときに使っているという方は多いかと思いますが、自分の場合はZoomなどで開催するリモート勉強会などのコミュニティ活動を中心に使っています。
具体的にはこういう姿でコミュニティ活動しています!
アバターを使うことによるメリット
コミュニティ活動の面ではかなりメリットがあると感じています。
カメラオンしやすい
リモート勉強会に参加するとき、寝起きだから・部屋が散らかっているから…みたいな理由でカメラオフすることがなくなったので、カメラオンにできる状況が圧倒的に増えました。
きっと表情やジェスチャーを通じてコミュニケーションの質が上がっているはず…!?
寝坊しがちな土曜日の朝、毎週欠かさず勉強会を開催しているのですが、継続できたのはこれのおかげもあります。
目立つ
やっぱ目立ちますよね。
でも、きっと来年には世界がアバターだらけになって目立たなくなることでしょう。
目立つのは今だけ!
アバターを使うことによるデメリット
フェアに語るのであれば、デメリットあるいは賛否両論なところもあるかなーと思います。
リアルとバーチャルが一致しない
オフラインイベントに参加したとき「誰!?」ってなりがち。
自分の場合、見た目は変えても声はそのままなのでそれで気づいてくださる方もいます。ありがとうございます。
メリットで書いた通り「あのアバターの人ねー」と覚えてくださることもあるので、一長一短かもしれません。
PCパワーが必要
推奨スペックはツールによるのですが、何を使うにしてもファンがギュンギュン回ります。
離席すると荒ぶる
だいたい動きが停止するだけなんですが、たまに荒ぶることがあります。コワイ!
こんなツールでやっているよ
たまに「どういうツールでやっているんですか?」と聞かれるのでちょっと整理してみました。
無償ではないのですが廉価で初心者でも簡単にできるチョイスだと思っています。
どんなツールを使うとしてもおおよその流れとしては以下のような感じになります。
アバター作成ツール
3Dキャラクター制作ソフトウェアであるVRoid Studioを使っています。
パーツを組み替えてカスタマイズすることでアバターを作成していくのですが、パーツが豊富なのでかなりオリジナリティが出せますよ!
制作した3Dモデルデータやテクスチャ・アイテムデータは、商用・非商用を問わずさまざまな用途に利用可能です。
ということで権利的にも安心ですね。1
モーションキャプチャー
自分の表情や手の動きをアバターに反映させるためのツールです。
色々なものがあるのですが、前述のVRoid Studioは3DモデルデータをVRMファイルというフォーマットで出力してくれるのですが、このVRMファイルに対応していて、設定が簡単なWebcam Motion Captureを使っています。
月額199円かかりますが、指の一本一本までしっかり動いてくれるので十分お安いなーと毎月感謝しています。
モーションキャプチャーした動画をカメラ映像として使う
前述のWebcam Motion Captureは基本的にウィンドウ内でアバターを動かしてくれるだけなので、これをZoomなどで認識できるようにする必要があります。
こちらはド定番のOBS Studioを使っています。
OBS Studioでウィンドウをリアルタイムにキャプチャして、仮想カメラを経由することでモーションキャプチャーした動画をZoomなどに流し込むことができます。
まとめ
例えばモーションキャプチャーだけでも今回紹介したもの以外にもたくさんの製品がありますし、アバターも完全オリジナルのものを作成しようとするとまさに「沼」なのですが、まずやってみよう!というレベルなら本当に簡単に使えますよ!
ぜひ皆さんチャレンジしてみてください。
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他のユーザの方が配布しているパーツなど、ライセンス条件に関して特別の表記があるデータを使う場合には注意が必要です。 ↩