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自社の記事・ツイートを自動検知し、炎上を防げるか?

Last updated at Posted at 2022-09-12

以前、自社に関する誤ったニュースが、とある経済誌のオンラインサイトに掲載されて
いたことを取引先からの連絡を受けて、訂正してもらったという事案が発生。
それを受け、ネット上での炎上や誹謗中傷を未然に防ぐためにも、自社に関するニュース
やSNS上のツイートを定期的に抽出して、ネガティブな情報・誤った内容を検知すること
はできないか、という問い合わせを受けました。

聞いた当時は、社外のサービスを探すことしか考えていませんでしたが、最近使い始めた
ノーコード開発ツールの「Make」が使えるのではないか。

そこで今回は、先日から使い始めたノーコード開発ツールの「Make」を使い、Googleの
検索機能で自社に関するデータを抽出し、スプレッドシートに出力するツールを、初心者
ながら作ってみようと思います。

1.今回使用するツール

・Make
・Google スプレッドシート
・serpstack(Google検索ができるAPIサービス)

2.イメージ

 Googleのスプレッドシートにあらかじめ検索キーワードをセットし、APIでGoogle検索
 した結果を、別シートに書き出す、というものです。
①イメージ.png

3.想定

 Googleで24時間以内に更新された情報を検索して出力すると、このように検索結果が
 表示されますが、これを自社に関するキーワードで検索して、スプレッドシートに出力
 できればと考えております。
想定.png

4.Makeで作成した「シナリオ」

 上述のイメージを再現するためのシナリオがこちら↓
②シナリオ.png
 Makeでは、動作の1つ1つを示す丸いマーク「モジュール」をつないだ一連の流れを
 「シナリオ」といいます。
 モジュールの機能面とAPIサービスが理解できるようになれば、もっと複雑な動作も
 可能になるようですが、今回は6つのモジュールをつなぐシンプルなものになります。

①.「Google Sheets」で、スプレッドシートにキーワードをセットする

 スタートはGoogleのスプレッドシートにキーワードをセットするところから。
 シートは「キーワード」を入力するものと、検索結果を出力するものの2つです。
③スプレッドシートに検索キーワードを設定.png

②.「Array aggregator」で、キーワードを認識させる

 次に、スプレッドシートのキーワードを検索テーブルにセットするところです。
 さきほどのシートから、キーワードと日付(アップロード日)を検索に使いたいと
 思います。
④スプレッドシート上のキーワードを検索に.png

③.「Repeater」で、繰り返す回数を3回に

 Repeaterがどのような動きをするのかを知りたくて、追加してみました。
⑤Repeater.png

④.APIサービス「serpstack」のアカウント手続き→→→「HTTP」で定義

 Google自体にもAPIはありますが、手続きが少し煩雑に思えたため断念。
 代わりに、Google検索結果を引き出せるAPIサービス「serpstack」のアカウント
 を作り、利用してみることにしました。
⑥APIサイトへ.png
 こちらのサービスは、一定回数までは無償で利用できるようです。

⑤.「JSON」で、JSONのサンプルを読み込み

 Makeでは、JSONのサンプルファイルを読み込んで自動的に解析してくれるのだ
 そうで、さきほどの「serpstack」よりサンプル部分をコピーして生成します。
⑦JSONファイル.png

⑥.「Google Sheets」で、検索結果の出力方法を定義

 最後にもう一度スプレッドシートで、出力方法を定義します。
出力.png

5.実行・結果

⑨結果.png

 「Repeater」で3回繰り返す設定をしたので3行出力されただけという結果に。
 しかも検索結果が出力されたのではなく、Googleの検索条件がそのまま出力
 されてしまいました。

 図の赤枠をクリックすると、Googleで「日本」を検索しているページに飛びま
 すが、それなら直接Googleで検索したほうが早いんじゃないかという結果に。

6.今後の取組

 Makeの機能も、APIサービスでできることも、まだまだよく咀嚼できていない
 ので、完成するまでに相当時間がかかりそうです。
 特に上述4のAPIに関しては、こちらが想定していたサービスと実際にできる
 サービスに違いがあるようです。また6のシート出力の定義も不十分なのかな
 と思います。

 さらに、自社に関する「ネガティブな」情報をどのようにして検知するか、
 については、また別の技術が必要なように思います。

 完成に至っていないので、さらに調べてみて、また成果を載せたいと思います。
 

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