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「No such file or directory.と表示された!助けて!」と質問してくる人たちに伝えるべきだったと思うこと

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「No such file or directory.と表示された!助けて!」

Linuxをちょっと触れば必ず遭遇するであろう有名エラーメッセージ。Permission Denied.と並んでよく見るけどこのエラーなら瞬殺できるから安心できるメッセージ。
さて、No such file or directory.・・・「そんなファイルもディレクトリもねーよ!」と、エラー原因を一言で伝えてくれる大変親切なこのエラーメッセージですが、弊案件では章タイトルのような質問がポコポコ起票されて有識者陣が対応に追われたということがありました。
一応有識者側陣営だった私の目線で、当時どうやったらよかったのかを考えてみました。

当時の対応(on Teams)

登場人物

私:一応Linux有識者側メンバ。一次対応窓口。
上司A:Linux有識者
上司B:Linux有識者
質問者:Linux初めて触ります。他チームの人。

やりとり再現VTR

【質問用チャット】
質問者「○○.shを実行しようとしたところ、途中でエラーになりました。どうしたらいいですか?」
私「エラー時のログを連携してください」
質問者「以下です (○○.sh実行時の標準出力結果の貼り付け)
私「ミ°(脳が爆発した声)」
私「(送られてきたログを見てNo such file or directory.が出ていることを確認して)No such file or directoryが出てます。格納済みのファイルが不足していないか確認してもらえますか」
上司A「あとそのくらいなら自分らで調査してもらえませんか?」
質問者「無理です」

【内部チャット】
上司A「これ毎っ回質問されたらたまったもんじゃないよ」
上司B「さすがにこんなん見ればわかるんだからねぇ」
私「どないなっとんねんこの案件(そうっすね)」

どうなったのか

私チーム「さすがにこのくらい自分らで見ろや」
質問側チーム「いやLinuxとか初めて触ったもん、知らんもん」
管理系チーム 「勉強資料作ってやるから勉強せんかい」
私チーム「いいぞもっとやれ」
管理系チーム 「あ、勉強資料はお前ら(私チーム)が作ってね」
私チーム「ミ°(脳が爆発した声)」

※プロジェクトが進むにつれ習熟度が上がり、この質問は飛んでこなくなりました。

どうしたらよかったのか

わからない側の気持ちを理解していなかった

こちらのチームはLinuxなんとなくわかる人が集まっていたので、「なんでこんなんも自分で調べないんだ?」という気持ちになっていました。冷静になってみれば、(例えば)突然python書けと言われてよくわからんままやってみたら自分らで調べろと言われたのと同じようなものです。なにがわからないのかわからない状態。

そのくらいわかるよね、という気持ちになっていた

「英語とはいえそのままの意味なんだから見りゃわかるでしょ?」という思い込み。エラーメッセージ見て解決するなら世の中にこんなに技術how to記事が溢れるわけがない。

習熟度を上げる取り組みをすべきだった

これは私個人でどうこうできる問題ではない(そしてプロジェクトとしては取り組もうとして時間がなかったらしい)ですが、プロジェクト遂行にあたって必要な最低限の知識は早い段階で各々が身につけられるとBestだと感じました。世の中そんなに甘くないですが。

まとめ

という、有識者初心者(謎概念)のやらかしを書き留めました。
三つ子の魂は百まで97年間続くのに、なぜ初心者の頃の魂は1年でなくなってしまうのでしょう。

  • 自分が初心者だったときはどうしていたか、どうしたら理解できたのか
  • なぜわからないのか
  • 初心者はわからないのが当然である

ということを忘れずに、70歳くらいまで働いていきたいと思いました。

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