1
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

[VPN]グローバルIPが振られてない自宅のネットワークにVPNを引っ張る(1/4)

Last updated at Posted at 2022-10-03

お知らせ

こんにちは、愛知工業大学システム工学研究会です。
この記事は、2018-10-16に書かれた記事です。
間違った内容や古い内容が紛れていますが、過去の記事を残す一環として記事を書きます。
よろしくおねがいします。


こんにちは。ブログ初投稿のまんようしゅうです。

さて、今回はグローバルIPアドレスのない自宅にレンタルサーバーからSoftEther VPNを通してグローバルIPを引っ張ってくる話をします。

対象読者 {#toc_1}

・SoftEther VPNを使ってVPNサーバーを建てたい

・契約してるネットワークプロバイダがグローバルIPアドレスをくれないので色々困ってる

・マンションにある上位ルーターのセキュリティが厳しいのですり抜けたい

目次 {#toc_2}

  1. 必要なもの

  2. セットアップ

1.必要なもの {#toc_3}

・Raspberry pi

 (VPNブリッジ用。OSはRaspbian Jessieを使いました。)

・VPSサーバー

 自分はさくらのサーバーを借りてます。自分の構成は以下の通り

  • CentOS 7.5 x86_64
  • メモリ 2GB
  • ssd 50GB

・SoftEther VPNの各種ソフトウェア

  • VPN Server Manager
  • VPN Bridge
  • VPN Client

・PC

 (各種ソフトウェアのダウンロードとVPN Sever Managerを使用するために使います。GUIが動けばMac、Windows、Linuxどれでも可。)

2.セットアップ {#toc_4}

・VPS側の設定 {#toc_5}

SoftEther VPN Serverのインストール {#toc_6}

(ここはGUIでの操作です)

SoftEther ダウンロードセンターから、ソフトウェアをダウンロードします。

コンポーネントは「SoftEther VPN Server」、プラットフォーム、CPUはVPSの構成に合わせたものを選択してください。

ここまで選択するとダウンロードリンクが出てくるので、ダウンロードリンクを控えておいてください。

例 {#toc_7}

(ここからまたVPSでの作業に戻ります)

先ほどのファイルをダウンロードしていきます。

$ wget https://github.com/SoftEtherVPN/SoftEtherVPN_Stable/releases/download/v4.28-9669-beta/softether-vpnserver-v4.28-9669-beta-2018.09.11-linux-x64-64bit.tar.gz

ファイルを解凍、インストールしていきます

$ tar -zxf softether-vpnserver-v4.28-9669-beta-2018.09.11-linux-x64-64bit.tar.gz $ cd vpnserver $ make

ライセンス同意に関するメッセージが出てくるので、全て「1」を選択して進みます。(3回ほど入力を求められます。)

その後コンパイルが始まり、動作環境のチェックが始まります。

全て「合格」と出ればOKです。

先ほどできた「vpnserver」フォルダを /usr/local/ フォルダに移動させます。

$ sudo mv ~/vpnserver /usr/local/

権限を修正します。

# cd /usr/local/vpnserver/ # chmod 600 * # chmod 700 vpncmd vpnserver

きちんと動くかどうかを確認します。

# /usr/local/vpnserver/vpncmd vpncmd コマンド - SoftEther VPN コマンドライン管理ユーティリティ SoftEther VPN コマンドライン管理ユーティリティ (vpncmd コマンド) Version 4.27 Build 9668 (Japanese) Compiled 2018/05/29 21:51:20 by yagi at pc33 Copyright (c) SoftEther VPN Project. All Rights Reserved. vpncmd プログラムを使って以下のことができます。 1\. VPN Server または VPN Bridge の管理 2\. VPN Client の管理 3\. VPN Tools コマンドの使用 (証明書作成や通信速度測定) 1 - 3 を選択:

ここで「3」を選択します。

1 - 3 を選択: 3 VPN Tools を起動しました。HELP と入力すると、使用できるコマンド一覧が表示できます。 VPN Tools>

「check」と入力します。

VPN Tools> check Check コマンド - SoftEther VPN の動作が可能かどうかチェックする --------------------------------------------------- SoftEther VPN 動作環境チェックツール Copyright (c) SoftEther VPN Project. All Rights Reserved. この動作環境チェックツールを実行したシステムがテストに合格した場合は、SoftEther VPN ソフトウェアが動作する可能性が高いです。チェックにはしばらく時間がかかる場合があります。そのままお待ちください... 'カーネル系' のチェック中... [合格] ○ 'メモリ操作系' のチェック中... [合格] ○ 'ANSI / Unicode 文字列処理系' のチェック中... [合格] ○ 'ファイルシステム' のチェック中... [合格] ○ 'スレッド処理システム' のチェック中... [合格] ○ 'ネットワークシステム' のチェック中... [合格] ○ すべてのチェックに合格しました。このシステム上で SoftEther VPN Server / Bridge が正しく動作する可能性が高いと思われます。 コマンドは正常に終了しました。 VPN Tools>

動作確認ができました。とりあえずVPSでのVPNは正常に動作するようになりました。

このままだと再起動時に自動でアプリケーションが立ち上がらないので、自動起動できるように設定します。

お好みのテキストエディタで /etc/init.d/vpnserver を新規作成し、以下のテキストを入力します。

# sudo vim /etc/init.d/vpnserver

(以下を入力)

#!/bin/sh ### BEGIN INIT INFO # Provides: vpnserver # Required-Start: $local_fs $network # Required-Stop: $local_fs $network # Default-Start: 2 3 4 5 # Default-Stop: 0 1 6 # Description: SoftEther VPN Server ### END INIT INFO DAEMON=/usr/local/vpnserver/vpnserver LOCK=/var/lock/vpnserver vpn_start() { ${DAEMON} start } vpn_stop() { ${DAEMON} stop } test -x ${DAEMON} || exit 0 case "$1" in start) vpn_start touch ${LOCK} ;; stop) vpn_stop rm ${LOCK} ;; restart) vpn_stop sleep 3 vpn_start ;; *) echo "Usage: $0 {start|stop|restart}" exit 1 esac exit 0

作成したファイルに権限を付与し、自動起動するように登録します。

# chmod a+x /etc/init.d/vpnserver # chkconfig --add vpnserver

VPSを再起動後、きちんと動いてるかどうか確認します。

# reboot
$ systemctl status softethervpn
● softethervpn.service - SoftEther VPN Server Loaded: loaded (/etc/systemd/system/softethervpn.service; enabled; vendor preset: disabled) Active: active (running) since 月 2018-10-15 15:03:57 JST; 20h ago Process: 943 ExecStart=/usr/local/vpnserver/vpnserver start (code=exited, status=0/SUCCESS) Main PID: 963 (vpnserver) CGroup: /system.slice/softethervpn.service ├─963 /usr/local/vpnserver/vpnserver execsvc └─964 /usr/local/vpnserver/vpnserver execsvc 10月 15 15:03:56 tk2-407-44969.vs.sakura.ne.jp systemd[1]: Starting SoftEther VPN Server... 10月 15 15:03:57 tk2-407-44969.vs.sakura.ne.jp vpnserver[943]: The SoftEther VPN Server service has been started. 10月 15 15:03:57 tk2-407-44969.vs.sakura.ne.jp systemd[1]: Started SoftEther VPN Server.

こんな感じのメッセージが出たらオッケーです。

(成功していれば、3行目に緑字で 「active (running)」と表示されているはずです。)

次回

1
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?