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グロースエクスパートナーズAdvent Calendar 2024

Day 4

やりたいことも得意なこともない、という方にむけてのキャリアの考え方のヒント

Last updated at Posted at 2024-12-03

こんにちは、GxPの石村です。
この記事はグロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2024の4日目です。

私は株式会社GxPでヘルスケア事業本部の本部長を務めており、「自分たちで自分たちの仕事を面白くする」というコンセプトを掲げています。
そのサブテーマとして「価値創造(顧客/世の中の役に立つものが作れているという実感)」「技術力(技術的にチャレンジできているという実感)」「チームワーク(仲間と協力し関係性の質を結果の質につなげていける環境)」の3つのどれかに各々取り組んでもらっています。

このテーマを掲げる上であがる声のひとつが「自分はどれに対してもやりたいとか得意とかない」といった声です。
これは目標設定をする時にもよく聞く話ですね。
そんな人に向けて少しでもヒントになればと今回の記事を書いてみます。

向いていることをさがす

これが好き!これをやったときに達成感を感じる!といったことが見つかるとよいのですが、なかなか難しいという方は以下のようなことを探してみてはいかがでしょうか。

  • 自分にとっては普通のことだが周りから感謝されること
  • 他の人は嫌がるが自分にとってはそんなに苦痛ではないこと
  • ないがしろにされると気になってしょうがないこと

自分にとっては普通のことだが周りから感謝されること

チームのメンバーから直接感謝されたり、上長から褒められたことはないですか?
それに対して「こんなの普通のことだ」とか「あの人の方がもっと上手で私なんてまだまだ」と言って「それは私に向いていることではない」と否定していませんか?

「向いていること」を探すのに、そこにキラキラした情熱を注げないとダメだ、とか、誰よりも秀でていないとダメだ、なんてことはありません。
数名集まったときに、このメンバーだったら他の人より少し経験が多いかな?少しうまくやれるかな?ぐらいでいいのです。

これは周り人にとっては「その人の得意なこと」が明確なのに、本人だけが認めていないパターンです。

他の人は嫌がるが自分にとってはそんなに苦痛ではないこと

1つ目に似ているのですが、他の人が進んでやってくれない仕事で「私やりますよ」となる仕事です。
別にうまくやれるってことはないけど、他の仕事と比べて嫌だとか苦痛だとは思わない、ということはないですか?

「落ちているボールを拾うのが得意」という方もいますね。
スペシャリストではないことに劣等感を感じてしまう人もいますが、そういう方はゼネラリストで視野が広いのでチームにとって非常に助かる存在です。

テストや管理を専門としている方にはこのパターンに当てはまる人が結構いるように思います。

ないがしろにされると気になってしょうがないこと

これは今やっているかどうかに関わらず、どんなことに関心が向くかです。
「もっとこれを大事にするべき」「この作業をおざなりにするなんてけしからん」とぷりぷり怒っている人をたまに見かけるのですが、それを自分がやればいいのです。
例えば、設計書がメンテナンスされていない、ソースコードが汚い、テストコードがない、新しく入った人に不親切な資料しかない、雑談が少ない、タスク管理がわかりにくい、などです。

日々の仕事の中で「やった方がいいこと」はたくさんありますが、「やれること」には限りがあります。
そうなるとチームの中でリーダーシップを発揮している人が何を選択するかによって「やってくれること」「やってくれないこと」が出てきますよね。

リーダーに「これをやるべきだ」と主張してもなかなか優先順位を上げてもらえなかったり、やってくれても「違うそうじゃない」と納得がいかなかったりしていませんか?
「これは私の仕事じゃない」という立場で文句を言い続けるのは本人と周囲の双方にストレスが溜まります。
一番関心を持っていて、こだわりのある人が自分でやればいいんです。
自分でやればリーダーシップも育まれ、実践する難しさを乗り越える経験ができるため、今後のキャリアにも役立つはずです。

あとがき

少しはヒントになったでしょうか?
かくいう私も実は「ないがしろにされると気になってしょうがないこと」が今のキャリアに繋がっています。
新卒のころはデータを眺めたりいじったりするのが好きで、RDB関連の仕事を中心に担っていたのですが、今ではすっかりマネジメント方面に染まっています。
そのきっかけは「なんでもっと後輩の育成に関心を持ってくれないんだろう」といった育成や組織の体制についての不満がたくさんあって、イライラしていたことでした。
それを自分でやろうと決めたとき、それに責任を持つ人の職種は何だろうか?と考えた結果がマネジメントでした。
私をよく知る人たちには最初は「おまえはマネジメントじゃないと思っていた」と言われたものですが、今では違和感がないようです。
私自身も当時はやってみて「やっぱ違う」と思ったらマネジメントはやめようと思っていました。
しかしやってみれば「もっと知りたい」「もっとうまくやれるようになりたい」が尽きない分野で、難しいけれどやりがいを感じています。

今キャリアに悩んでいる方にも、何かこれを伸ばしてみようかなと思うものが見つかりましたら幸いです。

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