WebAPIについて
皆さんはWebAPIという言葉をご存知でしょうか。WebAPIとは、APIの呼び出しをWeb上で行うAPIのことを指します。現在はかなりWebAPIの利用が進んでいるため、APIというとWebAPIのことを指すことも多いみたいです。
WebAPIがどんなものか簡単に説明すると、Web上でプログラム同士が会話するようなものです。例えばですが、スマートフォンの天気のアプリに「今日の天気はどうなりますか。」や「気温はどうなりますか。」などと聞いて、その情報を取得して表示するような仕組みです。
API(Application Programming Interface)というのは、アプリケーションや、ソフトウェアが情報のやり取りをする際に使われるインターフェースのことです。APIを使用することで異なるソフトウェアやアプリケーションなどの統合をしてくれます。
身の回りでも多く利用シーンがあるWebAPIですが、どのような場面で使われているのかをいくつか紹介したいと思います。
1.ソーシャルメディア連携:異なるウェブサイトやアプリケーションでアカウントのログインを行う際などに使用されます。そして、異なるプラットフォームで色々なデータを共有することができるようになります。APIを使用しているため安全な連携が可能になっています。
(Instagram、Spotifyなど)
2.位置情報サービス:位置情報や地図を利用するアプリケーションなどはAPIを利用し、地理データを取得しています。経路情報なども見ることが可能でとても便利です。
(Google Mapsなど)
3.支払い処理:オンラインでの決済でもAPIは使用されています。APIを通じて決済できるゲートと通信することによってクレジットカードやデジタルウォレットを介して決済を処理しています。
(Apple Payなど)
ここまでWebAPIについて簡単にですがまとめてきました。冒頭でもWebAPIの利用シーンが多いと述べましたが、本当にさまざまな場面で使われており、必要不可欠なものとなっています。新しいアプリケーションの開発を一から始めるというのはとても大変なことで、ITの人材が不足している中で始めるとなると更に難しいです。ただ、APIを公開することでそれらの問題は解決し、より良い発展も見込まれます。APIエコノミー(開発者が相互的に機能を共有していろいろなサービスを構築していくためにAPIを活用するという概念)という考え方がありますが社会にとってとても大切なことですし、それは今後もそうであり続けると思います。
WebAPIを使ったことがない人は便利なものなのでぜひ使ってみて欲しいと思います。使ったことがある人は自分が欲しいと思うものを作ってみるのも面白いかもしれません。
参考
https://blog.hubspot.jp/website/api-web
https://techmania.jp/blog/interface0004/