#1.はじめに

カッコつけた言い方をしましたが、GPIOを通じてセンサーやアクチュエーター、ディスプレイ、他端末との通信など多岐にわたる機能を追加でき、それらを制御するアプリやライブラリも簡単に手に入るということですね。
RPiを使いこなすには、ソフト、ハードの両面の知識が必要ともいえる訳ですが、今回はハード面の最大の特徴である、GPIOを便利に使う2x20PinのQIコネクタハウジングを紹介します。
#2.閑話休題
「作りたいものがある」から作るのか、はたまた「作ることができる」から作るのか。。。
なぜ山を登るのか問われて「そこにあるから」と答えたのはジョージ・マロリーですが、私がRPiで工作するのは、まさに「こうすれば実現できる」と思えるから作ってみたくなるパターンが多いように思います。
という訳で?、私物3台、仕事用4台のRPiを使っていろいろな動作をさせて遊んでいるのですが、面倒なのが環境の組み換えです。
ソフト面はdockerを使うと簡単に環境構築及び切り替えができるそうですが、まだ使い方を習熟していないのでプロジェクトごとにmicroSDを焼いて、入れ替えながらつかっています。
一方ハード面もブレッドボードやユニバーサル基板でテスト回路を作っているのですが、GPIOを接続しなおすのが面倒だったりします。
面倒なだけならいいのですが、ピンの位置を間違えて動作せず、ピン間違いに気づかずにコードのエラーを探したりモジュールの再インストールをしてみたりと、大きなロスをすることもしばしばありました。
そこで大きな威力を発揮したのが、QIコネクタの 2×20pin ハウジングです。
#3.本題
QIコネクタ(別名dupont connector)自体は珍しいものではなくて、2.54㎜ピッチのピンヘッダやピンソケットにケーブルを接続するために用いられるコネクタです。
ケーブルの本数や用途によって、1pin、2pin、3pin、2x3pinなど、複数の線をまとめられるのも便利です。
汎用的に使えるため、この様なセット販売品を持っている方も多いと思います。

しかし、上でも述べた通りRPiのGPIOは2×40pinもあり、差し替えの都度ピン番号を確認する手間や、差し間違いのトラブルが頻発していました。そこでaliexpressで見かけた2×20pinを採用したところ、想像通りものすごく便利でした。
実際に使っているのが上の写真です。
RPiの用途を変えるときには、コネクタごと差し替えればOKなのでとても簡単です。
ただそれだけの話なんですが、なぜか国内で販売しているショップを見たことがありません。
なぜーーーーーーー?
2021/7/9現在、aliexpressでは1,576円/100本。これだけあれば一生分ありそうですね。