Raspberry Pi Pico 2は、2024年9月に発売された安価な組込基板である。
私のようなお小遣いエンジニアにとっては安価に遊べるデバイス。
ESP32系ボードで安定したものを買うと2000円は必要。こいつなら基盤は1000円以内。
WifiやSDカードはついていないので、閉じたシステムの制御向き。
まず買おう
秋月でまとめて買っちまおう!
Raspberry Pi Pico 2
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g129604/
0.96インチ 128×64ドット有機ELディスプレイ(OLED) 白色
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112031/
USB microB ケーブル
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g109314/
ブレッドボード
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g130086/
ジャンパ線
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g105371/
組もう!
ピン配
https://datasheets.raspberrypi.com/pico/Pico-2-Pinout.pdf
3.3VとGND
I2CはGPIO4,5につける。
GPIO4,5だが、ピンでいうと6番目と7番目なので注意。
サンプルコード
VSCodeの拡張「Raspberry Pi Pico」を入れる。
めんどくさいCMake設定等を自動でやってくれるので開発中だけどこれ推奨。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=raspberry-pi.raspberry-pi-pico
New Project from Exampleからプロジェクトを作成。
Exampleから「ssd1306_i2c」を選択して作成する。
サンプル修正
サンプルは128x32ドット用なので、「ssd1306_i2c.c」のSSD1306_HEIGHTを32→64に変更する。
#define SSD1306_HEIGHT 64 // 32
#define SSD1306_WIDTH 128
コンパイル
生成物がプロジェクトフォルダのbuildにできる。
「プロジェクト名.uf2」をコピーする。
Raspberry Pi Pico 2に入れて動作
BOOTSELボタンを押したままPCにUSB接続する。
PCからUSBストレージとして見えるので、「プロジェクト名.uf2」をペーストする。
勝手にリブートして、プログラムが起動する。
所感
いままで結構C言語開発だとビルド環境を整えるのが面倒だったけど、VSCodeの拡張でかなり簡単になった。
RP2350が載っているのでなんかできそうな雰囲気。
ARM Cortex-Mデュアルコア + RISC-Vデュアルコア 150MHzという組み込み1000円基板とは思えないSoC。ただし、一度にアクティブにできるコアは2つのみらしい。
やっぱりWifiが載ってたほうがPCと繋ぎやすいかなぁ…。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g117947/
[2025/1/18 追記]
BH1750照度計と連携
せっかくなのでBH1750照度計(I2C)から読んだルクス値を表示するようにしてみました。
フォントもドットなど追加。
ソース一式をGithubに上げました。
https://github.com/airnanasi/BH1750_Illuminance_Sensor.git