7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

ESXiのNTPが同期しない時の可能性

Last updated at Posted at 2023-02-26

プロローグ

~ESXiの時刻が同期しない~

syslogサーバからESXiの時刻を取得して、同期を行っている。既存のVLANとは異なった新規のVLANをESXiに割り当てた際にJapan時間では時刻は取得出来ているのだが、syslogの時刻とは5分ほどズレが生じていた・・・。

状態確認

syslogを確認してみた。
新規VLANはsyslogにも通すようにしている・・。しかし相変わらずESXiは時刻が若干ズレている、ESXiはsyslogに向け先を向けているのに・・。なぜだろう・・。モヤモヤが続く日々・・。

原因

syslogはLinuxで作られているのでとりあえず、それっぽい階層にcdをして行った。
まずは特権モードにしてからアクセスをしてください。$#にプロンプトが変わっている事を確認。

#cd /etc

etcまで来ると、色々ファイルなどがあり、その中でNTPに関係のある※chronyがふと気になったので、catで開いてみることに。
※chronyとは、NTPクライアントとNTPサーバーの実装のひとつ

#cat /etc/chrony.conf
 # Allow NTP client access from local network
   allow 192.168.1.1/24
  ....

なんとcatで開いてみると、新規VLANがallowに存在していなかった:scream:
原因が分かったので、対処を実施する事にした。

対処方法

やり方は簡単。対象のchrony.confファイルをviエディタモードにして追加したいIPアドレスを最新のIPの下に追加するだけ。※(New!!)の部分

#cat /etc/chrony.conf
 # Allow NTP client access from local network
    allow 192.168.1.1/24
    allow 192.168.2.1/24 (New!!)
  ....

ここで注意したいのが、allowの前に#を入れてしまうと、viの性質上コメントアウト扱いになってしまい、反映されなくなってしまうので注意して下さい。
対象のIPを入れたら、保存の:wq!で上書き保存をすること。

設定保存

viで入れただけでは、設定は反映されないのでchronyプロセスを再起動します。

#systemctl restart chronyd

再起動実施後にステータスの確認をする。

#systemctl status chronyd

Active:active(running)とステータス上でなっていればOK:thumbsup:
※プロセスの再起動だけで、syslogサーバ自体の再起動は不要です。

最後に

私の場合、これで時刻ズレが解消出来ましたが、あくまでも原因の1つに過ぎないので
ESXiの時刻がうまく同期を取れていない場合は試してみてください。

7
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?