はじめに
DNSレコードを消す機会があって、色々なパターンで消す方法があったので
備忘録として残しておこうかと思い、記事にしてみました。
※レコード作業はコマンドプロンプトを使ってね
いろんなパターンでやってみた
正引きレコードの消し方
①DNSCMD /RecordDelete [ドメイン名] [ホスト名] A /f
結果:最終確認されずに、そのままレコードが削除される。正引きだけがレコードから消える。
②DNSCMD /RecordDelete [ドメイン名] [ホスト名] A [ipアドレス] /f
結果:最終確認されずに、そのままレコードが削除される。正引きと逆引きがレコードから消える。
③DNSCMD /RecordDelete [ドメイン名] [ホスト名] A [ipアドレス]
結果:「本当に消しますか?」とコマンドプロンプトに表示される。正引きと逆引きがレコードから消える。
④DNSCMD /RecordDelete [ドメイン名] [ホスト名] A
結果:「本当に消しますか?」とコマンドプロンプトに表示される。正引きだけがレコードから消える。
逆引きレコードの消し方
①DNSCMD /RecordDelete [IPアドレス(第3オクテットから逆に遡る)] in-addr.arpa [第4オクテットIPアドレス] PTR /f
結果:最終確認されずに、そのままレコードが削除される。逆引きだけがレコードから消える。
②DNSCMD /RecordDelete [IPアドレス(第3オクテットから逆に遡る)] in-addr.arpa [第4オクテットIPアドレス] PTR [ホスト名とドメイン名] /f
結果:最終確認されずに、そのままレコードが削除される。逆引きだけがレコードから消える。
③DNSCMD /RecordDelete [IPアドレス(第3オクテットから逆に遡る)] in-addr.arpa [第4オクテットIPアドレス] PTR [ホスト名とドメイン名]
結果:「本当に消しますか?」とコマンドプロンプトに表示される。逆引きだけがレコードから消える。
④DNSCMD /RecordDelete [IPアドレス(第3オクテットから逆に遡る)] in-addr.arpa [第4オクテットIPアドレス] PTR
結果:「本当に消しますか?」とコマンドプロンプトに表示される。逆引きだけがレコードから消える。
実際のコマンド結果サンプル
上記の説明では、ややこしい部分もあったりするので、下記では実際のコマンドを用いて、一連の流れを抑えようと思います。今回は正引きのコマンドを使用して正引きレコードも逆引きレコードも両方同時に消えるコマンドだけサンプルとして出したいと思います。
サンプル(最終確認無しVer)
DNSCMD /RecordDelete test.local test001mg A 192.168.10.10 /f
test.localにあるAレコードを削除しました。
コマンドは正常に終了しました。
サンプル(最終確認有りVer)
DNSCMD /RecordDelete test.local test001mg A 192.168.10.10
レコードを削除しますか?(Y/N) ※Yを入力して押下
test.localにあるAレコードを削除しました。
コマンドは正常に終了しました。
補足
コマンドの最後に「/f」を入れれば、最終確認をせずにそのままレコードが消えて、「/f」を入れないと、きちんと「レコードを削除しますか?(Y/N)」と聞いてくれるみたいです。
又、正引きも逆引きも1つのコマンドで一気に消すには、「ホスト名」と「IPアドレス」を入れておけば消すことは可能です。逆に片方どちらかしか消したくない場合は、「ホスト名」か「IPアドレス」のどちらかしか入れなければ両方一気に消えることは無いです。
最後に
皆様の使用している環境にもよりますが、どのパターンでもDNSレコードの削除はできますので、ぜひ機会があれば、こちらのページを思い出してコマンドを活用してみてください!