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ESXi on ArmをRaspberry PiのiSCSIに入れようとしてハマる

Last updated at Posted at 2021-02-05

この3行のためだけに記事を書きました

UEFI v1.22だとi、SCSIメニューが出なかった!(ように見えた…構成が変わって見逃しただけかもだけど)
UEFI v1.21にしたら、メニューが出た!
…ので、ハマった人がいたらv1.21(執筆時)で試してみてはいかがでしょうか。

以上です。以下オマケ。

何でiSCSIなの?

USBメモリが物理的に邪魔で、元々PXE+NFSにしようと思っていたけど、ルーターのDHCPサーバーに設定できなさそうなパラメーター設定が面倒で…

環境

  • ホスト(ハード): Raspberry Pi 4 8GB
  • ホスト(ソフト): ESXi on Arm Fling (Build 17230755) (VMware-VMvisor-Installer-7.0.0-17230755.aarch64.iso)
  • iSCSIターゲット(ハード): NUC8i5BEH + WD Black NVMe SSD 2018 (500GB)
  • iSCSIターゲット(ソフト): Ubuntu 20.04 + targetcli-fb

インストール手順

みなさま実施されている、こんな手順でインストール。

  1. Raspberry Pi OSでEEPROMを最新にする
  2. firmware/bootをFAT32でフォーマットしたSDにコピーして、kernel*を削除
  3. Raspberry Pi 4 UEFI FirmwareのReleaseを展開して、SDに上書きコピー
  4. SDを挿してUEFI起動後、ESCキーを押し、UEFIを設定(3GB制限解除, iSCSI設定)
  5. UEFIのBootメニューから、ESXiイメージを焼いたUSBメモリを起動させ、ESXiインストール

はまったこと

UEFIのメニューにiSCSIが出てこない

先述の通り。v1.21で試してみる。

iSCSI命名規則

iSCSIを使うのが初めてで、ターゲットとイニシエーターの命名規則がよく分かっていなかった。
…ら、VMwareのこんな文章が教えてくれた。
これに合わせて設定。

インストール先

ESXi 7.0から、128GB以上のメディアでないと、VMFSが作れないと聞いた。(本家blog)
本家マニュアルのFling-on-Raspberry-Pi.pdfには、autoPartitionOSDataSize=8192というオプションが紹介されているが、これで起動すると、何故かESXiのインストーラーが起動せず、ESXiが起動してしまうように見えた。

Raspberry PiのUEFIのiSCSI設定で、Boot LUNを設定できるのを見つけたので、

  • Boot LUNは、小さめに作成して、ESXiをインストール
  • Boot LUN以外のLUNも作成して、datastoreに設定

すればよいのでは。

インストールメディアのサイズは、先程の本家blogによると、

32GB for other boot devices like hard disks, or flash media like SSD or NVMe devices.

とのことなので、1つのターゲットに

  • LUN0: 32GB
  • LUN1: いっぱい

を作成し、Boot LUNを0にしてインストールしたところ、無事ESXiが起動、またLUN1をdatastoreにできた。

オマケのオマケ: パフォーマンス

  • iSCSIターゲット: 先述の通り
  • ゲストOS: Ubuntu 20.04 aarch64
    • open-vm-toolsを手動ビルドしてインストール済み
  • ベンチマークソフト: sysbench

で60〜80MiB/sくらい(seqrd/seqwr)だった。
普通に動くけど、USB3の高速なUSBメモリのほうが速いんだろうな。

参考文献

宿題

  • iSCSIのJumbo Frame効果…vSwitchとiSCSIターゲットはMTU=9000にしてみたけど、iSCSIはMSSいくつで動くのだろう?
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