Synologyのルーター
SynologyにはSRMというルーターOSがある。
USBでストレージをつなげばNASにもなり、DSMと同じようにSynologyのバックアップソフトも使える。
さらにsshも使える。これならrsyncでもバックアップできるのでは…(フラグ)
今回の環境
- クライアント
- MacBook Air (M1)
- macOS 11.2
- サーバー
- MR2200ac
- SRM 1.2
DSMのrsync
こちらによると、DSMにはEnable rsync service
というメニューがあるとのこと。
SRMにはそもそもrsync
というタブが無い。
がーん。
SRMでsshを有効化
気を取り直し、コントロールパネル->サービス->System Services->SSHサービスを有効化する
チェックボックスで、sshを有効化する。
i
アイコンにマウスオーバーすると、ユーザーadminでしか使えなさそうなことが書かれている。
そこで、adminでログインし、rsyncを実行してみる。
ssh admin@srm.example.com
(中略)
srm> rsync --version
rsync version 3.0.9 protocol version 30
使えそう。
外からrsyncしてみる
rsync -a hoge admin@srm.example.com:
(中略)
Permission denied, please try again.
rsync: connection unexpectedly closed (0 bytes received so far) [sender]
だめ。Permission denied
。
外からsshでrsyncを実行してみる
ssh admin@srm.example.com rsync
Permission denied, please try again.
同じ理由で実行できない。
ssh admin@srm.example.com ls
ls
はPermission denied
にならずに実行できる。
busyboxは実行できるということか。
rsyncのパスを指定して外からrsyncしてみる
こちらで--rsync-path
というオプションの存在を知る。
まずはrsyncのパスを確認。
ssh admin@srm.example.com which rsync
/usr/syno/bin/rsync
rsyncのパスを指定。
rsync -a --rsync-path='/usr/syno/bin/rsync' hoge admin@srm.example.com:
Segmentation fault
rsync: connection unexpectedly closed (8 bytes received so far) [sender]
えっSEGV。でもPermission denied
は出なくなった。
きっとこのオプションは必要ということだろう。
同期先をフルパス指定
まずは同期先を確認。
ssh admin@srm.example.com which pwd
/volumeUSB1/usbshare/@sharebin/homes/admin
同期先をフルパス指定。
rsync -a --rsync-path='/usr/syno/bin/rsync' hoge admin@srm.example.com:/volumeUSB1/usbshare/@sharebin/homes/admin
転送できたっぽい。
めでたしめでたし。
要因
未調査。
TODO
- 公開鍵設定