Pythonでグラフを描くためのライブラリーMatplotlibの基本的な使い方について説明します。
目次
1.ライブラリのインポート
2.描画オブジェクトの設定
3.タイトルの設定
4.軸ラベルの設定
5.凡例の設定
ライブラリのインポート
Matplotlibの描画モジュールpyplotをpltとしてインポートします。
JupyterNotebookなどを使っている場合、%matplotlib inlineを入れることによって、インライン(埋め込み)で表示できます。
import matplotlib.pyplot as plt
%matplotlib inline
描画オブジェクトの設定
グラフを描画するための下準備について見ていきます。
描画オブジェクト(figure)という大きなキャンバスに、いくつかのサブプロット(ax)を配置し、サブプロットの中でグラフを配置していきます。
figure,axes = plt.subplots(2,2) #2×2のサブプロットを配置
以下の通り2×2のサブブロットが配置されました
グラフの数が1つの場合は、subplots()と引数を渡さないでおけばOKです。
タイトルの設定
サブプロット.set_title('タイトル名')で、サブプロットにタイトルを設定できます。
fig.tight_layout()はタイトルが軸ラベルと重ならないようにするためのものです。
fig,axes =plt.subplots(2)
axes[0].set_title('subplot0')
axes[1].set_title('subplot1')
fig.tight_layout()
軸ラベルの設定
サブプロット.set_xlabel('ラベル名')で、サブブロットのx軸にラベル名を設定できます。
y軸はset_ylabel(’ラベル名’)です
fig,ax =plt.subplots()
ax.set_xlabel('x_label')
ax.set_ylabel('y_label');
凡例の設定
引数label='凡例名'とし、ax.legend()を実行することで凡例を設定できます。legendは凡例という意味です。(伝説という意味もありますが)
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 2, 3], label='legend 1')
ax.plot([3, 2, 1], label='legend 2')
ax.legend();