0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

無料DM配信システム「acmailer」をWADAXホスティングサーバに構築する

Posted at

はじめに

顧客へ一斉に配信するDM。
メールソフトで地道にBccに宛先追加して~とかやるのもなんだかなぁと思い。
システマチックにやりたいぜ!というのが今回の目的。

acmailer

無料のDMサービスないかな~と探すも、どこもかしこも有料(まぁ当然といえば当然です)。しかし、ひとつだけ完全無料のものがありました。
その名もacmailerhttps://www.acmailer.jp/
Linuxサーバを自分で準備する必要がありますが、たいていはホームページとかで使用しているホスティングサーバが使えます。ちなみに私はWADAXのサーバ上で構築しました。

構築時のハマりポイント

構築手順自体は簡単なのですが、ところどころでうまく動かずハマったポイントがあったので、そこを抜粋して解説していきます。
公式の構築手順はこちらから→https://www.acmailer.jp/docs/install-manual/download/896.html

①cgiファイルの置き場所

ドキュメントルート直下にフォルダを作成してそこにインストーラ(cgiファイル)を置くのですが、WADAXの場合はドキュメントルートがhttpdocsです。レンタルサーバによって異なってくるので、ご自身の契約されているサーバの仕様を確認しましょう。
image.png

②パーミッションの設定

公式では、フォルダのパーミッションを777にする設定なのですが、プロバイダーによってこの設定が異なってくるようです。WADAXの場合は755です。
image.png

③.htaccessの作成

これもまたお使いの環境によっているいらないがあるのですが、今回構築した環境では必要でした。参考→https://faq.wadax.ne.jp/s/article/29

perlの動作が必要な場合は以下のように「.htaccess」ファイルに登録します。

Options +ExecCGI
AddHandler cgi-script .pl .cgi

image.png

④送信サーバ設定※ここが一番ハマった!!

最後に送信サーバの設定です。ここでめっちゃハマりました・・・。
会社でMicrosoft365を使っているので、送信サーバを365に設定しようとしたんですが、まぁ何度試しても送信できない。
なんでかなぁと調べていくと、どうやらGUIでSSL/TLSの設定箇所が無いようで。

image.png

設定ファイルを編集する必要があるということにネットで調べて辿り着いたんですが、その通りに設定してもうまくいかず。(↓参考にしたサイト)
https://e-garakuta.net/techinfo/doku.php/aws/acmailer
https://techblog.nhn-techorus.com/archives/472

結局、外部サーバは諦めてローカルサーバ(sendmail)を使うことにしました。

が、ローカルサーバは普段使用していないメールサーバなので、DNSレコードを追加してやらないと、受信側のサーバでなりすましメールだと判定されちゃいます。
いわゆるSPFレコードをご自身で契約されているDNSサーバに追加してあげる必要があるのです。
https://faq.wadax.ne.jp/s/article/1911

image.png

以上!

おわりに

ハマらずにサクサク進めば数時間で構築できちゃうシステムでした。
顧客管理(CRM)もやりたい!となるとちゃんとしたサービスを使った方がいいですが、イベント出展のお知らせとか簡単なDMであればacmailerで事足りるかと思います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?