はじめに
Anaconda (condaコマンド)の使い方に関して程よい資料 (情報が多すぎず少なすぎず)が見つからなかったのでまとめてみました。
本記事は、Anacondaがインストールされていることを前提としています。
インストールの確認は下記コマンドで行えます。
$ conda --version
conda 4.8.2
※Jupyter notebookの場合は、Pythonセル上で!conda --version
とコマンド冒頭に!
を付けてセルを実行すれば同様に確認できます。
Anacondaとは
データサイエンス向けのPythonパッケージ集合体
- 1,500以上のパッケージに対応
- GUIとコマンドラインの両方に対応
-
conda
コマンドを使って操作できる
Anacondaを使うことでライブラリのインストール等に時間を取られることなく簡単に開発環境の構築や切り替えを行うことが可能です。
参考:https://www.creativevillage.ne.jp/72837
Anaconda (condaコマンド)の使い方メモ
1. condaによる仮想環境の構築
$ conda create --name my_notebook_env python=3.7 -y
-name my_notebook_env
:仮想環境の名前. 好きなものを設定できる
python=3.7
:仮想環境で使用するPythonバージョン
-y
:確認項目に自動的にyesで応答する
2. 仮想環境の有効化
仮想環境の有効化
$ conda activate my_notebook_env
仮想環境の無効化
$ conda deactivate
仮想環境の削除
$ conda remove --name my_notebook_env --all
3. 仮想環境内でのライブラリのインストール
pandasをインストールするには
$ conda install pandas
jupyterをインストールするには
$ conda install jupyter
インストールされているライブラリの一覧を表示
$ conda list
例:仮想環境内でjupyter notebooksを起動する
仮想環境の有効化し、jupyter notebooksを起動する
$ conda activate my_notebook_env
$ jupyter notebook
まとめ
Anacondaを使うことで簡単に開発環境の構築や切り替えを行えます!また環境が壊れてしまった場合も容易に再構築可能なので安心です!