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pebbleとWolfram Data Dropでつくるアクティビティトラッカー

Last updated at Posted at 2015-05-12

#概要
日頃の活動量を収集・蓄積・分析をするためのしくみを、PebbleとWolfram Data Dropでつくります。

#Pebbleとは?
いわゆるスマートウォッチの1つです。
安くてバッテリー持ちがいいのと、CloudPebbleという、ブラウザだけで開発できる環境があり、しかもJSでアプリ開発ができるのがチャームポイントです(私見)。

#Wolfram Data Dropとは?
いわゆるログ収集・蓄積サービスの一つです。
Treasuredataとか、AmazonのKinesisとか、MicrosoftのEvent hubsみたいなやつです(適当)。
今回は、WebAPIが簡単に利用できるので使ってみました。

無料プランはありますが、1時間に60回だけしか登録できません。
https://datadrop.wolframcloud.com/plans.html
あと、30回/分の制限が実はある様子です。

#用意するもの
・Pebble(有料。なくてもEmulatorで雰囲気はわかります)
https://getpebble.com/
・CloudPebble アカウント(無料)
https://cloudpebble.net/
・Wolfram アカウント(無料)
http://wolfram.com/
https://user.wolfram.com/portal/registration.html
・スマホとPebbleアプリ(Developer Connection設定が必要です。アプリでSETTING画面からできます)
・インターネットに接続したPC、Webブラウザ

#手順

  1. Wolfram Data DropにDatabinをつくる。
  2. CloudPebbleで、pebble用のコードを書く。
  3. pebbleにインストールして実行する。
  4. pebbleをつけて暮らしてみる。
  5. Wolfram alphaでデータを見てみる(失敗する)

##1. Wolfram Data DropにDatabinをつくる。
https://datadrop.wolframcloud.com/ にアクセスして、ログインします。(右上のSign inをクリックしてログインします。下はログイン後の画面です。)
Create a new Databinをクリックします。
Wolfram Data Drop- Universal Data Accumulator.png

できました。ここで発行されたDatabin IDは、後程つかいますのでコピーしておきます。
Unnamed - Wolfram Data Drop.png

##2. CloudPebbleで、pebble用のコードを書く。
https://cloudpebble.net/ にアクセスします。Sign inを押してログインします。
CloudPebble.png
ログインすると、開発中のプロジェクト(cloudpebble上で管理されるアプリの単位です)一覧画面が表示されます。上部のCREATEをクリックします。
適当なプロジェクト名を入力して、Project Typeは Pebble.js(beta)を選びます。CREATEをクリックします。
CreateCloudPebble.png
ちょっと待つと、新規のプロジェクト開発用画面が表示されます。
左部のapp.jsをクリックすると、デフォルトのサンプルコードが入っていることがわかります。このコードを編集(上書き)します。
CloudPebble – ActivityTracker01.png
以下のコードを上書きします。
DATABINIDには、上記で取得したDatabin IDをコピペしてください。

app.js
var UI = require('ui');
var Accel = require('ui/accel');
var ajax = require('ajax');

//consts
var DATABINID = 'xxxxxxxx'; //Input your databinID
var INTERVALSEC = 60; //Limitation for free data drop is 60times/hour
var DATADROPURL = 'https://datadrop.wolframcloud.com/api/v1.0/Add?bin=';

var i = 1;

//Initialize
var main = new UI.Card({
  title: 'Initializing...',
});
main.show();

Accel.init();
main.title('accel data');
main.on('accelData', function(e) {
  main.subtitle( parseInt(Math.pow( (Math.pow(e.accel.x, 2) + Math.pow(e.accel.y,2) + Math.pow(e.accel.z, 2)),0.5 ) ));
  main.body('x=' + e.accel.x + '\n' 
              + 'y=' + e.accel.y + '\n' 
              + 'z=' + e.accel.z + '\n'
              + 'vibe=' + e.accel.vibe + '\n'
              + 'time=' +   e.accel.time + '\n'
             );
  
  if( 0 === i % (INTERVALSEC * 4) ){ 
    i=0;
    ajax(
      {
        url: DATADROPURL + DATABINID +    
          '&x='+e.accel.x+
          '&y='+e.accel.y+
          '&z='+e.accel.z+
          '&vibe='+e.accel.vibe+
          '&time='+e.accel.time,
          type:'json'
      },
      function(data){
        console.log('Succeeded: ' + data);
      },
      function(error) {
        console.log('Download failed: ' + error);
      }
    );}
  i++;
  });

##3. pebbleにインストールして実行する。
左側のCOMPILATIONをクリックして、RUN BUILDボタンを押します。ビルドされます。
COMPILATION_CloudPebble – ActivityTracker001.png
上部のPHONEボタンを押して、INSTALL AND RUNボタンを押してください。pebbleにインストールされます。
InstallAndRun_CloudPebble – ActivityTracker001.png

install_CloudPebble – ActivityTracker001.png

P_20150512_213656.jpg

Databinにデータが入っているかどうかを、確認してみます。
Data Dropの管理画面を開きます。
https://datadrop.wolframcloud.com/admin.html
My Databins - Wolfram Data Drop.png

上記でDATABINIDにコピペしたDatabin IDの行をクリックします。データが入っていると、以下のように表示されます。無料アカウントの制約に合わせて、1分に1回だけ入れるようになっています。
Unnamed2 - Wolfram Data Drop.png

##4. pebbleをつけて暮らしてみる。
普通に暮らしたり、激しく運動してみたりしてみます。
(pebbleの電池が、いつもの数倍減ります)

##5.Wolfram alphaでデータを見てみる(失敗する)
1日ぐらいデータを貯めたところで、上記のData Dropの管理画面で、みたいDatabinのAnalyze in Wolfram Alpha をクリックします。

分析画面に表示されませんでした!!
次回に続きます。(たぶん)

##To-Do
・Wolfram Alphaで分析できるようにする。
・pebble側の画面をかっこよくする(動きの強弱に連動して、画面の色を変えるとか)。
・GPSデータを追加する。
・1分間に一回サンプリングするのではなくて、もっとちゃんとやる。1分間の平均をとるとか。

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